「 自作小説 」 一覧
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2019/05/06 -自作小説
01 揚陸艇のエンジンが破壊され、海の上で移動がままならなくなった大佐は、船を放棄し泳いで島に戻る事にした。 兵もそれに続き島の東端に泳ぎ着いた。 島の上には移民船が飛行しながら、バステト達に北のビー …
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01 大佐はサブハッチの前で唸り声を上げていた。 弾き飛ばされたレーザーカッターは破損し使えそうもない。 注水は進み、水は膝の高さまで及んでいる。 「大佐!一端引きましょう!このままではシェルターごと …
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01 ルク達はシェルターの地図を辿って移民船に移動していた。 バルの呼びかけで集まった人間たちは二百人程、バステトも百人程いた。 ルクが端末を操作し、シェルターのカメラにダミーの映像を組み込んだので、 …
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01 シェルターの監視ルームでは大佐が怒りの声を上げていた。 「何が起きているのかすぐ確認しろ!!」 「タレットの反応が消えました!!全て破壊されたようです!!」 「シェルター周辺のカメラの映像が途絶 …
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01 ルクはシェルターへ続く道の中程で、センサーによりこちらに向かう集団がいる事を感知した。 二人は茂みに隠れそれをやり過ごす。 山の木々を切り開いて作られた道は細く、僅かにアスファルトが残ったその道 …
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01 二人は一度街に向かい、それから山に向かう事にした。 歩きながらタマがルクに尋ねる。 「ルク、端末を見つけてどうするつもりだ?」 「バステト達を解放します。最初は不意を突けたでしょうが、一度逃げ出 …
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01 二人が島の中心を目指して廃墟に踏み込んですぐに、ルクのセンサーに反応が現れた。 サイズから推測するに人間のようだ。総勢十名、二人一組で二人が上陸した地点を取り囲むように接近してくる。 「タマさん …
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食事を終えた二人は、翌日に備え早目に休む事にした。 ルクはタマに空いている部屋をどこでも使っていいと告げたが、タマが二人で寝ると暖かいからというので、同じベッドで横になった。 タマは布団に飛び乗ると、 …
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01 食事を終えたルクは、バギーをエレベーターに乗せ、製造施設に戻した。 タマがボックスいれた肉は、彼に話したように保管庫で冷凍保存する事にした。 明日は島に向けて出発する予定だ。 ルクは島までの航路 …
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01 食事を終えた二人は、早速昨日の猪を取りに行くことにした。 武器製造施設に移動すると、既に生産は終わっていた。 バギーは二人乗りで、前後にキャリアを備えている。 ルクは一緒に製造した、牽引用の小型 …
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01 ルクは食堂でトマトや玉ねぎ、セロリ、ニンニク等を生産した。 データでは猫に玉ねぎ等は与えてはいけないとあったが、バステトは人と同じ物を食べられるようなので、問題なさそうだ。 メニューはうさぎ肉の …
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01 施設への帰り道、ルクは森を歩きながら、落ちている枝などを拾い集めた。 施設にはコンロなどの調理用の設備は無かった。 食事は食堂の機器があれば、人が調理する必要が無かったからだろう。 タマが施設の …
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01 タマが施設を見て回りたいというので、彼の情報を登録し施設を自由に動き回れるようにした。 危険な場所についても説明したので、彼なら近づくことは無いだろう。 タマが施設を見ている間、ルクは海を渡るた …
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01 施設に着いたタマは驚きの声を上げた。 「なんでこんなに明るいんだ!?上の光っているのは火が燃えてんのか!?」 「あれは電気で動いています。この施設は発電装置が稼働しているので、施設全体を明るくし …