ザ・ファブル The second contact 7 ヤンマガKC
著:南勝久
出版社:講談社
レンタルおっちゃんで呼び出されたユーカリ。
彼を呼び出した女二人はルーマーの男が呼び寄せた殺し屋だった。
女の一人が不意を突きユーカリをナイフで攻撃。
負傷したユーカリは呼び出された公園に潜伏、脱出の機会を伺う事になる。
一方、携帯でその事を知ったアザミは彼を救うべく、ルーマーの男が呼び寄せた殺し屋の待つ公園へ向かうが……。
登場人物
SAA(シングルアクションアーミー)の男
ルーマーの男が呼び寄せた殺し屋の一人
早打ちを得意とする口ひげのおじさん。
使う銃器にこだわりがあるらしく、銃弾は黒色火薬を使用したものを使っている。
シリアルキラーのようで、一般人や味方もお構いなしに撃つ。
バンダナの男
ルーマーの男が呼び寄せた殺し屋の一人
SAAの男とタッグを組まされる。
彼は無駄な殺しをしないタイプ。
ツーブロックオールバックの男
ルーマーの男が呼び寄せた殺し屋の一人
黒マスクポニテの男とマグロ組の倉庫へ向かう。
佐々木(ささき)/鈴木(すずき)
黒マスクポニテの男、ルーマーの男が呼び寄せた殺し屋の一人
前作に登場したハッシュパピーの殺し屋。
ヨウコがルーマーに狙われていると聞き、ルーマーの男の招集に応じ太平市にやってきた。
あらすじ
ルーマーの男が呼び寄せた女殺し屋二人の襲撃を受け負傷したユーカリを救うべく、夜の公園へと向かったアザミ。
その公園には女殺し屋の他、ルーマーの男が呼び寄せた殺し屋が待ち受けていた。
殺し屋たちは毒使いが作った暗視目薬と突然の光を防ぐコンタクトを使用し、公園内の照明を破壊。
暗闇の中、負傷したユーカリを追う。
その空にはバランスアートの男が操るドローンが赤外線カメラで生き物の反応を探っていた。
ドローンに厄介さを感じながら、アザミは動き続けるしかないと行動を開始。
そんな中、突然ドローンが姿を消す。
アザミが組長代行の高市から渡された位置特定用のGPS。
元はアキラが高市に渡したそれにより、アザミが公園に向かった事に気づいたアキラも、動き始めていたのだった。
感想
今回はルーマーの女殺し屋に襲撃され負傷したユーカリ救出のため、動き始めたアザミとアキラ、ルーマーの殺し屋に交じり戻ってきた鈴木、殺したくないアキラと殺してしまったアザミ、限界なシズ、女殺し屋とヨウコ等が描かれました。
今回はその中でもファブルとルーマーの違いについてが印象に残りました。
アキラたちファブルは個人の技量を優先する一方、ルーマーは数で目的を遂行するスタイルを取っていました。
暗視目薬で闇を払拭するルーマーと、訓練により暗闇を克服したアキラたち。
少数精鋭と人海戦術。
対照的な二つの伝説の殺し屋組織。
アキラが相変わらず強すぎるので、おそらくファブル側が勝つのでのしょうが、そんなファブル側の手口を呼び寄せた殺し屋を捨て駒にして観察しているルーマーの男が気になりました。
また今回、誰も殺さず事を収めようとするアキラの前で、アザミは殺し屋の一人を殺害してしまいました。
アキラたちに誰も殺すなと命じていたボス。
その言いつけを破ったアザミがどうなるのか。
彼の今後も気になります。
まとめ
この巻の終盤、ユーカリを追う女殺し屋の前にヨウコが現れます。
二人の対決がどうなるのか。
次回も楽しみです。
この作品はヤンマガwebにて一部無料でお読みいただけます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。