カワセミさんの釣りごはん 4 アクションコミックス
著:匡乃下キヨマサ
出版社:双葉社
カワセミの友人である小潟羽白(こがた はねじろ)。
いつも明るく元気一杯な彼女ですが、ニュージーランド人の祖母を持つ彼女は、金髪と緑の瞳のクォーターである事に疎外感を抱いていました。
登場人物
クロコ父
スキンヘッドの黒くてゴツイおっさん。
光友ヴィクトリーという草野球チームに所属している。
クロコ弟
黒く小柄な少年。
野球少年
クロコ妹
ショートボブ糸目な少女
クロコ母
セミロング糸目な女性
イカとかはさばけない。
クロコの眉毛は彼女譲り。
カワセミ祖母
兵庫に住むカワセミの母方の祖母
料理上手なショートカット婆ちゃん。
料理の腕はカワセミ母には伝わらなかったようだ。
カワセミ祖父
カワセミの母方の祖父
白髪短髪の爺ちゃん。
酒好き。
冒頭あらすじ
ハネジロは幼いころから可愛い、日本人ではこうはいかないと周囲の大人たちから褒められていた。
しかしそんな言葉はハネジロにとって自分は日本人ではないと言っている様に聞こえた。
それから時は過ぎ、その日はクロコと一緒にハネジロはイカ釣りに来ていた。
エギングと呼ばれる疑似餌を使った釣りの方法で、アオリイカを狙う。
クロコが釣り上げたイカを手早く締め、パック詰めしてクーラーボックスへ収める。
クロコとじゃれ合いながらイカを釣っていたハネジロは、その地球上で発生したとは思えない形状に、地球外生命体めぇ~~、美味しくなって地球に馴染もうとしてるなぁ~~と心の中でおどけてみせた。
しかしそんな想像はハネジロの過去を呼び起こす。
自分は日本人でもニュージーランド人でもない、だから誰よりも日本人に、八女(やめ)の人になってやる。
幼いころ、そうクロコに宣言してからずっと、クロコはハネジロの側に味方としていてくれた。
そんなクロコに感謝しつつ、その日ハネジロは巨大アオリイカを釣り上げる事に成功した。
感想
今回はハネジロの過去を織り交ぜたイカ釣りから始まり、カワセミの祖父母宅でのアマゴ釣り、自分の釣り竿、購入した釣り竿を使っての五目釣り(狙いを定めず釣れるものを釣る)等が描かれました。
放課後ていぼう日誌では、陽菜(ひな)はワームを使ったキス釣りに苦戦していましたが、カワセミは生餌のアオイソメを使った為か比較的簡単に釣り上げていました。
私は陽菜と同じく虫が全く駄目なので、怯えながらも餌を付けたカワセミを純粋に尊敬してしまいました。
キスの天ぷら美味しそうでした。
まとめ
今回、カワセミはようやく自分の釣り道具を手に入れました。
今まで読んでいてカワセミは普通に釣りをしていたので、全く気付いていなかったのですが、あれは全部借り物だったのだと釣り具購入の話が出て思い至りました。
作中では八月も半ばを過ぎ、渓流釣りはそろそろシーズンオフ、次巻は海釣りがメインになるのかなと思います。
次巻、何を狙うのか読むのが楽しみです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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