異世界レシピ ニッポンの家庭料理に魔法使いと狂戦士が挑んでみた 1 バンブー・コミックス WIN SELECTION
著:河田ひより
出版社:竹書房
食いしん坊な見習い魔法使い、ピトゥと彼女に救われ一緒に旅をすることになった狂戦士のピンチ。
二人は魔法学校の課題である、異世界の書物に書かれた料理の再現の為、旅を続け……。
登場人物
ピトゥ
ハラヘイル魔法学校の見習い魔法使い
黒髪ロングのぽっちゃり系のじゃロリ。
食べる事が大好き。
ピンチ
金髪碧眼の狂戦士(バーサーカー)
怪力と高い再生能力と耐性を持つ女戦士。
ピトゥのことが大好き
大川クリ子(おおかわ くりこ)
パーマの料理研究家
ピトゥが課題として渡された、日本のオカンの著者。
ピトゥ達にはその容姿からオークと勘違いされている。
クニ
ヤマタイの行商人
黒髪糸目の女性。
味噌や米など和風の食材を扱っている。
食べ物市「ゴチフェス」でガラの悪い男に絡まれていたところを、ピトゥ達に救われた。
リーベル
魔物使い(ビーストテイマー)のハーフエルフ
ゴチフェスに食用スライムを持ち込んだが、見た目の悪さと彼女自身のツンデレな性格から売れ行きは悪かった。
アジャラ
リーベルが使役するマッドベア
ぐうたらで食っちゃ寝ばかりしているため、どんどん太っている。
あらすじ
食いしん坊な見習い魔法使い、ピトゥ。
彼女は師である老魔法使いから、卒業課題として異世界の料理本(レシピ)の解明を指示される。
「わし~作るより食べる方がいいんじゃが~~」
「旅に出て痩せろデブ」
切って捨てるような師の言葉で、追い出されるように旅に出たピトゥ。
その日、彼女が再現しようとしていたのはハンバーグ。
旅の途中で出会った狂戦士のピンチと共に、食材の一つトントロール(脂が甘くて美味)の肉は調達済みだ。
ピトゥはもう一つの食材、カルビドラゴン(恐竜系ドラゴン、どの部位の肉も美味い)の肉を得るため、麻痺の魔法で捕縛することにした。
戦闘狂なピンチがドラゴンに突撃し、魔法に巻き込まれるハプニングはあったものの、無事カルビドラゴンの肉を手に入れたピトゥは、異世界の料理研究家、大川クリ子のレシピに従いハンバーグを作り始めるのだった。
感想
見習い魔法使いの少女と女狂戦士が旅をしながら、異世界の食材(主にモンスター由来)を使い日本の料理を再現する作品です。
ファンタジー世界で料理といえば、このブログでも取り上げているダンジョン飯などが思い浮かびますが、こちらはより料理に主体をおいたものとなっています。
今回、登場したのは第一話のハンバーグの他、だし巻き卵、エビフライ、ホワイトシチュー、みそ汁、甘酢あんかけ、麻婆豆腐、おかゆ、団子汁、ブリの照り焼き、スパイスカレー、肉詰めなど。
ごく一般的な料理ですが、食材は基本魔物なので採取方法など、読んでいて楽しかったです。
ぽっちゃり系ののじゃロリ、ピトゥと彼女が大好きなピンチの関係性がなんだかほっこりするお話でした。
まとめ
作中、少し触れられたのですが、辛い過去を持つ様子のピンチ。
彼女とピトゥの出会いの経緯についても、詳しく知りたいです。
こちらの作品はまんがライフWINにて一部無料でお読みいただけます。
作者の河田ひよりさんのTwitterはこちら。
お読みいただき、ありがとうございました。