ソウナンですか? 8 ヤンマガKC
原作:岡本健太郎
漫画:さがら梨々
出版社:講談社
山賊ダイアリーの岡本健太郎さん原作のサバイバル漫画。
外海でも壊れない丈夫な船を作り始めたほまれ達。
この巻ではその彼女達が作った双胴船で、大海原へ乗り出す事になるのですが……。
前巻までは各話あらすじという形で書いていましたが、この巻では島を出たという事で八巻全体のあらすじを書きたいと思います。
あらすじ
竹を材料にして双胴船を作り、冬の訪れの前に島を脱出する。
ほまれ、アスカ、しおん、むつ、四人は力を合わせ外海の波や嵐にも負けない船足より安定性を重視した船を作り上げる。
出来上がった船は、二つの胴を持ちその胴の上に木の床を設置し、雨水の蒐集と日よけも兼ねた帆を持つかなり大型の物となった。
四人は保存食を作り飲み水を十分用意して、島で制作した装備も積み込み船で大海原へと漕ぎ出す。
船はシーアンカーも装備され、波による揺れの軽減にも対応していた。
船は女子高生四人が島にある材料を使い、手作りで作ったとは思えない程、完成度は高かった。
ただ、しおんがほまれに頼んでいたトイレだけは作る事は出来なかった。
感想
今回、ほまれ達は完成した手作りの船で島を出て外海へと漕ぎ出しました。
あらすじで書いた様にトイレはありませんが、図解を見るとかなり快適で機能性に優れた船になったようです。
胴体に使われた竹は内部が空洞である為、浸水や転覆でも沈む事が無く、二つの胴を繋ぐ床の上では横になって休む事も出来ます。
ただその事で安定性は上がったものの、船足は落ちた様です。
そんな安全面に考慮した船を採用したほまれ達でしたが、やはり海は、自然の猛威は万全を期した彼女達の予想を超え試練を与えました。
話は漫画からそれますが、今回読んでいて以前読んだホクレアというヨットの話を少し思い出しました。
波が消えまるで鏡の様になった海、とても綺麗でした。
まとめ
嵐に巻き込まれたむつを助ける為、一人流されたほまれ。
彼女と船に残った三人がどうなるのか、次もとても楽しみです。
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