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ヴィンランド・サガ 第二十一巻 第百四十九話 あらすじ・感想

投稿日:2019年2月16日 更新日:

壁
ヴィンランド・サガ21 アフタヌーンKC

作:幸村誠
出版社:講談社

ヨムスボルグ城砦と対峙する、トルケルの陣営に辿り着いたトルフィンは、そこでエイナル、レイフと再会する。
シグルドからグズリーズが砦内に残っている事を聞き、救出のため動き出す。

一方シグルドはトルケルの副官、アスゲートからトルフィンを追跡し、砦内へ侵入路をみつけるよう指示を受ける。

トルフィンとヒルドは、エイナル達が脱出した井戸を通って砦内に侵入、無事グズリーズと合流する。
シグルドも同様に侵入を果たすが、勝手についてきた仲間がもたつき兵に発見される。
目くらましに放った火が大きく燃え上がり、シグルドたちは樽の中に身をひそめる事に成功する。

同じ頃、ガルムが奪われた槍を取り戻すため城門前に現れていた。
対話では槍が戻らないと見切りをつけたガルムは、城門前の橋を疾走、弓矢をかいくぐり城壁を駆け上って砦内に侵入した。

グズリーズを見つけることに成功したトルフィンは、そこでフローキーの孫、バルドルと出会う。
二人は双方、軍団長の地位に興味がない事を確認しあい、なぜ戦争になってしまったのかとため息を吐く。

二人が同様に困惑の表情を見せたため、グズリーズは笑いだし、つられてバルドルも噴出した。
その様子をみてトルフィンも笑みを浮かべるのだった。

その時、にわかに部屋の外が騒がしくなり、ドアが乱暴に開けられる。
ドアを開けたのはフローキーだった。
彼の姿を認めたトルフィンのなかに怒りが沸き上がる。
フローキーは護衛二人にトルフィンを殺すことを命じるが、一人はヒルドが膝を打ち、もう一人はトルフィンが右腕を壊した。

打ち倒した兵の剣を片手に、トルフィンは怒りの表情でフローキーに詰め寄った。

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第149話 バルト海戦役25

あらすじ
全身から怒気を漲らせ、トルフィンはフローキーに迫る。
フローキーは兵を呼ぶが、駆け付ける者は無く、バルドルの安全を確保することが第一とトルフィンに剣をむけた。

だが口上を言い終える間もなく、振るわれたトルフィンの剣はフローキーの剣を指ごと弾き飛ばした。
指を失いしゃがみ込むフローキーに、怒りに我を失ったトルフィンが迫る。
剣を振り上げ打ち下ろさんとしたその時、座り込んだフローキーに、バルドルがしがみついた。

そのことで、剣を止めたトルフィン。
グズリーズが声をかけながら近づこうとするのを、ヒルドが制止した。
そしてフローキーが、トルフィンの父親の仇であるとグズリーズに教えた。
ヒルドはグズリーズに不用意に獣に近づくなと注意する。

グズリーズはバルドルの事を思い、ヒルドにトルフィンを止めるよう頼む。
彼女は、あァと承諾するが、彼女の弩はトルフィンの頭を狙っていた。

剣を振り上げたトルフィンを見上げ、バルドルが話しかける。
彼は祖父がしたことは赦せないでしょうね…でもそれなら、ボクを殺してください。まずボクが死ぬべきです。とトルフィンに告げた。

フローキーは驚き、バルドルにいい子だからどきなさいと促すが、バルドルは小さな子あつかいしないでとフローキーに返した。
そして涙を浮かべ、バルドルは叫んだ。

「おじい様が今まで何をしてきたか知っています。

 トルフィンさんのお父上の仇だと聞いた時ボクは疑わなかった。「おじい様ならやるだろう」と思ったんだ!」

泣きながらトルフィンに訴える。
人を殺したり、戦争を起こしたりするのは全て自分の幸せを願っての事だと。
そして彼は謝罪する。
今日まで止められなかった…ごめんなさい……と。

トルフィンはその様子を見て、振り上げていた剣を下ろし、苦悶の表情で怒りを振り払い、手にした剣をへし折った。
剣を投げ捨て、息を吐く。
それを見てヒルドは彼を狙っていた弩を静かに下ろした。

バルドルの部屋に来たフローキーたちを縛り、トルフィンたちは兵に化けてバルドルの従者のフリで部屋を抜け出した。
井戸の付近の様子がおかしいのに気付いたバルドルは、一行にやり過ごすことを提案、井戸の横を通り過ぎながら盗み見ると、兵により井戸は埋められていた。

感想

トルフィンとヒルドによるグズリーズ救出は、シグルドの乱入により、どんどん大変な方向へ進んでいきます。
さらにガルムも参入し事態は混乱の度合いを深めます。

トルフィン達メインの話の裏で、シグルドの仲間のデブ(名前不詳)が前巻に引き続き、いい味を出しています。
この戦いにトルフィンが、どんな決着をつけるのか楽しみです。

ヴィンランドサガ・サガ 第二十二巻 あらすじ・感想

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