KILLNG ME / KILLING YOU 3 ドラゴンコミックスエイジ
作:成田芋虫
出版社:KADOKAWA/富士見書房
隕石によりイカれた世界で、不死の二人が自らの死を求めを彷徨う物語、第三弾。
この巻ではユースの過去が描かれる事になります。
登場人物
シュトレイン
隕石研究者
ボロボロのフードと黒い布で顔を隠した男。
魔法を使い動物実験をしていたようだ。
殺人鬼
隻眼で異国風の服を着た男。
喧嘩を売った相手が悪かった。
ピーマン
バレーボール程の大きさの喋る野菜
若い女の子に食べてもらい、その血肉となって生きるのが夢という特殊な性癖の持ち主。
エメリ
ユースのロケットの写真の女性
艶やかな髪を持つ美しい女性。
かつてユースの婚約者だった。
ヒューゴ
ユースの幼馴染。
もみあげ眼鏡。
狩人の武器を作る技工士。
余所者を警戒し村に入ったミーティアを悪し様に罵る。
エメリとの結婚を控えている。
ジェレミー・ヴォーダン
エメリの村を異形から守っていた異形狩りの狩人(ハンター)の一人
相性はレミー。
彼を含めた狩人の一団は一年半前、異形狩りに出たまま全員、行方不明になった。
あらすじ
とある廃村に旅の途中立ち寄ったミーティアとユース。
不気味な彫像の立ち並ぶ、普通なら近づかない様な場所だったが、不死である彼らにはそんな事は些末事だ。
野宿で無いだけで全然ましだと、村の建物で二人は食事を食事を取り眠りについた。
次にミーティアが目覚めた時、彼女は手足に枷を嵌められ鉄格子の牢屋の中、一人転がされていた。
何とか脱出しようとするも道具も無く身動きも取れず、どうする事も出来ない。
そんなミーティアを救ったのは以前、彼らを罠に嵌めようとしたコソ泥のキコと動くヌイグルミのうに蔵(キコ命名、ミーティアはしょっくんと名付けていた)だった。
彼のピッキングにより牢を出て、枷を外してもらったミーティアはキコから城の由来を聞く。
それによれば、この城は不老不死を求めた邪教を崇拝していた城主と村人が隕石によってその願い通りにアンデッドとなった亡霊の支配する城だった。
感想
今回は、冒頭のキコと亡霊の話の他、隕石研究者と殺人鬼、そしてユースの過去に関わる彼の故郷のお話が収録されました。
この巻では以前登場したキコとしょっくん(うに蔵)の他、刀使いの斑鳩(いかるが)と植物の生えた少女蓮花(れんか)が登場しました。
斑鳩達はキコの様に直接ミーティア達と会ったわけではありませんが、彼らの事は大好きなので再登場はとても嬉しかったです。
また、今回はユースの過去が深く掘り下げられ描かれました。
それにより、彼とミーティアの絆はより強くなったように感じました。
まとめ
今回はユースの過去が描かれたので、次回はミーティアの過去が語られるのでしょうか。
彼女もミーティア自身が忘れている過去があるようなので、そこら辺が見られるのか楽しみです。
ただこの作品はユースとミーティアがワイワイしているだけで十分楽しいので、彼らの旅を見れればどっちでもいいかなとも思ってしまいます。
この作品はComic Walkerにて一部無料で閲覧いただけます。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。