ヴィンランド・サガ22 アフタヌーンKC
作:幸村誠
出版社:講談社
フローキーの孫、バルドルの協力でヨムスボルグ城砦の門を開ける事にトルフィン達は成功します。
しかし、トルフィンはガルムに追われ、城砦内の屋根の上でガルムと戦う事になります。
第153話 バルト海戦役29
あらすじ
トルケルの軍勢が迫る中、シグルドは門を守る為、城砦の門に残ると言い出す。
グズリーズは彼が死ぬ事を厭い、説得を試みるが戦って死ぬ事が誉れと思っているシグルドは応じない。
グズリーズはシグルドの頬を張り、一緒にアイスランドに帰るから死なないでと訴えた。
その言葉に驚きを感じ、グズリーズを見るシグルドの頭を、仲間のデブは殴りつけた。
何しやがると怒るシグルドに、デブは気絶させて運んだ方が早いと思ってと口にする。
その言葉を聞いたヒルドは、弩のストックでシグルドの顎を打ち抜き、一撃で気絶させた。
ヒルドはバルドルにナイフを突きつけ、フローキーの兵を牽制しながら、グズリーズ達に逃げる様に言う。
デブはシグルドとグズリーズを抱え城砦を脱出。
彼らと入れ違いに、トルケルの軍勢が城砦になだれ込んだ。
ヒルドはその混乱に乗じて、バルドルを解放しトルフィンの後を追った。
一方、トルフィンは屋根の上で、ガルム追い詰められていた。
彼に刺された脇腹の痛みに堪えながら、トルフィンはナイフを構えた。
感想
シグルドの仲間のデブは、凄くいい仕事をするのに、未だに名前が出てきません。(シグルドはデブと呼ぶ)
ここまで行くと、幸村さんは最後まで、名前を出さないつもりなんだと思ってしまいます。
それはそれで面白いからいいのか。
まとめ
この巻ではトルフィンとガルムの戦い、トルケルの映画パロディ、アスゲートお母さんを経て、ヨムスボルグ城砦での戦闘に決着がつきます。
今回ブログを書くにあたって、ガルムとの戦いを書こうかどうか迷いました。
今までは発売されてから、少し時間が経っていた事もあり、自分の好きなシーンを書いてきましたが、今回は書かない事にしました。
まだ読んでいない方に、トルフィンがどうガルムと戦ったのか、漫画で読んで欲しかったからです。
私は読んでいる間、ずっとニヤニヤしていました。(傍で見ていた人は不気味だったでしょう。)
あと、グズリーズがすごく可愛かったです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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