ヴィンランド・サガ6 アフタヌーンKC
作:幸村誠
出版社:講談社
11世紀のヴァイキングをモチーフに描かれる物語。
今回はアシェラッドを賭けた、トルケルとトルフィンの戦いから今回は始まります。
あらすじ
トルフィンはトルケルとの戦いの中で、父トールズの話を聞いた。
トルケルも認めるトールズの強さ。
本当の戦士とは何かを、トルケルはトルフィンに問う。
自分を翻弄するための作戦だと、トルフィンは戦いを再開する。
戦いはトルケルに分があり、放たれた蹴りの衝撃を逃がそうと飛んだトルフィンを、宙に舞いあげた。
一方、クヌートはラグナルの夢、ヴィリバルドととの会話、狂戦士となったビョルンの姿を見て、人の心に愛を与えず、試練を与え続ける神に怒りをむける。
クヌートは無意味な戦いに終止符を打つべく、トルケルの下に向かった。
吹き飛ばされたトルフィンは、右腕を骨折。
二人で生き残るためアシェラッドは、参謀になりトルフィンに策を授ける。
感想
ヘタレ王子だったクヌートが、王として目覚めます。
ラグナルというゆりかごを失い、ヴィリバルドとの会話の中で、世界に神の愛は存在しないと悟ったクヌートは、父王スヴェンと対決するため、ゲインズバラに向かう事を決意します。
今回はトルフィンとトルケルの決闘や、クヌートの覚醒、トルケルとクヌートの対話など見どころ満載です。
物語が大きく動き始めた事を感じる第6巻でした。
まとめ
今回で急激に為政者として成長したクヌート。
アシェラッドの賭けは、成功したと言えるでしょう。
またトルフィンとトルケルの対決シーンや、トールズとの戦いでもそうだったように、トルケルはグラスジョーなのかもしれません。
お読みいただき、ありがとうございました。
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