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ゴブリンスレイヤー 第十三巻 あらすじ・感想

投稿日:2020年11月12日 更新日:

洞窟
ゴブリンスレイヤー 13

著:蝸牛くも
画:神無月登
出版社: SBクリエイティブ GA文庫

ゴブリン退治しかしない変わった冒険者、ゴブリンスレイヤーの物語、第十三弾。
今回は受付嬢の依頼で迷宮の主(ダンジョンマスター)を引き受けます。

ゴブリンスレイヤーは、いつも通りゴブリン退治をします。

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冒頭部分 あらすじ

いつもの様にゴブリン退治から戻ったゴブリンスレイヤー一行。
そんな彼らに受付嬢が依頼を持ち掛ける。
依頼の内容は迷宮探索競技の監修。

春先には冒険者を志望する者が増加する。
そんな冒険者志願の者達に安全に冒険を体験してもらい、冒険者がどういった仕事であるのか理解してもらう。
冒険者志望及び下位等級の冒険者が冒険を体験する迷宮の作製が今回の依頼内容だ。

難し過ぎず、簡単過ぎず、負傷者や死亡者を出さない。
冒険を理解し訓練の重要性を知ってもらう。
安易に冒険者を目指し最初の冒険で死ぬ者を減らす、いわばふるいの意味もある様だ。

ゴブリンスレイヤーは「ゴブリン退治では無いようだ」と口にするが、受付嬢からは以前、冬至のお祭りで頼みたい事があると言われていた。
どうもこの依頼がそれらしい。

ゴブリン退治ではないが約束は約束だ。
ゴブリンスレイヤーは依頼を受け、迷宮の主として迷宮(ダンジョン)の監修及び企画の運営に携わる事となった。

感想

今回はテーブルトークRPGにおけるGM(ゲームマスター)に似た役回りをゴブリンスレイヤー一行が務めました。

TRPGではGMはシナリオ制作、敵や罠の配置、ゲームの進行等を行い、プレイヤーの行為が可能かどうか等の判定も行います。
GMはプレイヤーのレベルに合わせ、シナリオ、敵の配置を考えなければなりません。

レベル1のプレイヤーにいきなりドラゴンをぶつければシナリオが崩壊しますし、レベルが高いプレイヤーにゴブリンやコボルト等、初心者が狩る敵をぶつけてもゲームとして面白味に欠けるはずです。

今回のエピソードはそんな感じで、冒険初心者が己惚れる事も無く、絶望もしない程よいレベルのダンジョンを探索が終わった遺跡の地下洞窟に作るといったお話でした。

ともすれば罠(トラップ)の板に釘を打ったり、落とし穴の底に棘を仕掛けようとするゴブリンスレイヤーたちの様子が楽しかったです。

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まとめ

今回は迷宮探索競技という、いわばお祭り的な要素を含んだ物だった為、おなじみのメンツに加え街の冒険者や新たなキャラクターが描かれる賑やかな物となりました。

その中の一人、元傭兵の子である少女は今後もチョコチョコ登場しそうです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

Jill Wellingtonによるkobitrikiからの画像です。
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