ヴィンランド・サガ4 アフタヌーンKC
作:幸村誠
出版社:講談社
11世紀のヴァイキングをモチーフに描かれる物語。
この巻はデンマークの王子であるクヌートを、イングランド側についたトルケルから取り戻す所から、お話はスタートします。
あらすじ
アシェラッドは、クヌートの部下とトルケル達が戦闘している隙に山に火をかけ、トルフィンを派遣、王子を救出する事に成功する。
トルケルの追跡から逃れるため、セヴァーン川を渡り、ウェールズへ移動する。
アシェラッドは、伝手を頼りウェールズを北上、マーシア伯領を横切り、デンマーク支配下のダービーまでたどり着く計画を立てた。
旅の途中、ブリケイニオグのアッサーとの会話で、アシェラッドがウェールズの英雄、アルトリウスの子孫である事が分かる。
彼は、母の故郷ウェールズを守るため、クヌートに取り入る計画をアッサーに話した。
ウェールズを抜けたアシェラッド達だったが、雪に閉じ込められマーシア伯領で足止めを食ってしまう。
アシェラッド達は冬の間こもるため、領内の農村を襲撃した。
感想
クヌートはラグナルの庇護の下、大切に守られて育てられてきました。
ですが、余りに過保護であったため、王子という権力を持った人間でありながら、人と会話することもままなりません。
また、容姿も女性のようで、アシェラッド達からもお姫様と呼ばれる始末。
頼りない王子様が、今後どう成長していくのかも、この作品の見どころの一つです
まとめ
アシェラッドの真の目的である、ウェールズの事が語られる巻でした。
重要人物として活躍する事になる、クヌートですがこの巻では、とても弱い存在として描かれています。
彼の護衛を任されたトルフィンとの絡みも、見ていて楽しいです。
お読みいただき、ありがとうございました。
こちらの作品はコミックDAYSにて一部無料でお読み頂けます。
作者の幸村誠さんのTwitterアカウントはこちら。