ギターショップ ロージー 1 ビッグコミックス
著:髙橋ツトム
出版社:小学館
ビンテージギターから安価な物まで、様々なギターが持ち込まれるギター修理店「ロージー」。
アンガスとマルコム、ロックにやられた二人の兄弟と依頼者、そして依頼者が持ち込んだギターが持つエピソードを描いた作品です。
登場人物他
アンガス
ギター修理店「ロージー」の店員
ハンチングに長髪顎鬚の太っちょ。
唐揚げ好き
マルコム
ギター修理店「ロージー」の店員、アンガスの弟
金髪でスリムなジト目。
基本修理はマルコムが手掛けているようだ。
ヒカコ:肥田光子(ひだ みつこ)
テイラー・モムセンに憧れる少女
金髪の駆け出しロッカー。
声にパワーはあるがギタリストとしてはペーペー。
あらすじ
ギター修理店「ロージー」
AC/DCに魂を痺れさせられたアンガスとマルコムと名乗る二人の兄弟が営む修理が専門のギターショップだ。
その日もロージーに訳ありなギターが持ち込まれる。
リッケンバッカーのラップスティールギター。
少年が持ち込んだそれはフェンダーがテレキャスターを作る前に存在した、人類が初めて作ったロックギターと呼べる物だった。
しかし、そのギターはネックが破損しており、少年が提示した期日、工賃ともに割の合う仕事では無かった。
一旦は断ろうとした二人だったが、ギターケースから出て来た古い手紙、そしてそのギターが持つ歴史を少年から聞いた二人は、直らないならと店を去ろうとする少年を呼び止めた。
少年の祖父が戦地から戻り祖母の歌に合わせ弾く筈だったギター。
戦火によって破損し、祖父の戦死によって二度と音を奏でられなかったというそれを、マルコムとアンガスはもうすぐ病によりこの世を去るだろう少年の祖母の為、採算を度外視して復活させる事を約束した。
感想
ロックには欠かせない楽器であるギター。
この作品はそんなギターをテーマに、依頼者が持ち込むギターのエピソードをアンガスとマルコムが聞き、ギターを修理するといった内容です。
今回登場したのは、
・リッケンバッカー B6ラップスティールギター
・フェンダー テレキャスター
・グレッチ・ジェット・ファイヤーバード
・アリアプロII レスポール
・プレイテック TL250II
・フェンダー ストラトキャスター
ビンテージギターから初心者が入門用に買う物まで、様々なギターが登場し物語が描かれました。
匂いと同じく、ギターの音色は、音楽は時間を飛び越え心をそれを聞いた当時に戻してくれる。
読んでいてそんな事を思いました。
まとめ
次巻ではヒカコが出会った古びたギターがロージーに持ち込まれます。
元は老人の物だったというギターにどんなエピソードがあるのか。
次も楽しみです。
こちらの作品はビッグコミックBROS.NETにて第2話が無料で閲覧いただけます。
作者の髙橋ツトムさんのTwitterはこちら。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。