灼熱のニライカナイ 4 ジャンプコミックス
作:田村隆平
出版社:集英社
海の教団を巡り、外事七課、海洋機動捜査隊と共に海底神殿を捜査する事になった鮫島とオルフェウス。
捜査隊隊長のトメと共に神殿に侵入したまでは良かったが、鮫島はマーマンから毒を受け……。
登場人物
ナズマ
マリアナファミリー特攻隊長
シルクハットに蝶ネクタイのナマズの海人(マーマン)。
巨大な身体のパワーファイター。
あんまり賢くはない。
あらすじ
海底神殿に潜入し敵から毒を受けた鮫島。
幸いな事に同行した捜査隊隊員の相来(あいくる)が血清を所持していた為、大事には至らずすんだ。
同じ頃、陸では浜辺に無数のイルカたちが座礁するという事が起こっていた。
チャコと一緒に海岸沿いを散歩していた姉ヶ島署の巡査七瀬(ななせ)はその場面に遭遇。
既に駆け付けていた同僚の深作(みつくり)と共に事に当たろうとするも、クジラたちは次々と人型に変わりイルカを海に戻そうと集まった住人達を襲い始める。
彼らの狙いは巫女であるチャコだった。
それを阻止しようと七瀬は銃を教団関係者である女、沖浦とチャコを拉致したオキゴンドウのマーマンに向ける。
沖浦は余裕たっぷりに笑みを浮かべながら「慣れないことは止めなさい」と告げる。
こんな時、鮫島さんがいたら……。
銃を構えたままそんな事を考えた七瀬の無線に、毒から復活した鮫島の声が響く。
彼の「撃てっ!!」という言葉を聞いて七瀬は即座に引き金を引いた。
感想
今回は海底神殿に潜入した鮫島達と、姉ヶ島に現れた教団に属するマーマン達、海神の断片(ポセイトラコン)と呼ばれる力を持った海神の身体、それを失った右足に宿した奥菜由香里(おきな ゆかり)、鮫島が会得した新たな技、チャコの体を借り顕現した海神、以前婚活していた大鰆一家三代目のセイラの裏切りの理由等が描かれました。
今回は神室の目的が、海神の左腕を手に入れ海を溢れさせる事だと判明しました。
ただ、人間であるらしい彼が何故それを望むのか、背景については謎のままです。
また、この巻でも海神の右足を得た奥菜、チャコに乗り移った海神など少しずつ物語の全体像を想像させるピースが出てきました。
最終的に物語がどんな展開を見せるのか、先が気になります。
まとめ
今回、鮫島が会得し使っていた技、凄く強かったけど、それは人間が使っても大丈夫なん? といった物でした。
まぁ彼、丈夫だから問題ないのか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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