しょうもないのうりょく 2 バンブー・コミックス
著:高野雀
出版社:竹書房
書類を綺麗に積める異能と、他人の異能がそれなりに分かる異能を持つソフトウェア開発会社のOL星野。
彼女を中心に異能を持った人々の日常を描いたお仕事コメディ。
登場人物
原
営業
ポッチャリな中年男性。
相手の空腹度が分かる。
吉井
開発部の男性社員
眼鏡でマッシュヘアーの男性
相手からの好感度を上げられる
海原
営業
黒髪ロングで前髪パッツンな女性。
本人の申告ではリスケジュールを円滑に進める異能だが、実際は釣り上げる前に魚の種類が分かる異能の方が強い。
戸村行彦
開発部の男性社員
黒髪でジト目な男性。
好きになった対象が廃れる異能の持ち主。
その異能故か不愛想な皮肉屋。
でも能力を使って人を不幸にするほど悪人でもない。
時任
開発部の女性社員
眼鏡でユルフワロングの女性。
絶対時間感覚(正確に時間を計れる)とコントロール不能な小規模タイムリープ能力を持つ。
自販機補充員
ガタイのいい女性
好意を持った対象が売れる異能の持ち主。
相反する異能を持つ戸村と異能対決をする。
瀬名
ショートカットの美人
確実に人月(にんげつ)が分かる異能を持つと謳っている。
実際は話しをしている相手の姿勢を良くさせる異能。
門司
星野の会社のバイト
ショートボブの女子大生。
小文字(lと1とか)がすぐわかる。
安村
星野の会社のバイト
ポッチャリ男子大学生。
回りの人の体調を一割回復させる。
見目
実際と違う異能を教示するというセミナーを開いている会社の社長
ショートカット眼鏡の中年女性。
かなり強か。
異能が分かる異能を持っているフリをしているが、実際は話している相手の瞳孔を開かせる異能の持ち主。
部長
井上が勤めるコンサルタント会社の部長
短髪顎鬚おじさん。
目の前の優先事項がわかる。
あらすじ
対面であればそこそこの確立で相手の異能が分かるOLの星野。
彼女は同僚の服部が「見るだけで人の服のサイズが分かる」異能によりヘッドハンティングされた事を機に、自分の異能を活かした仕事への転職を考え始める。
その相談を以前、会社のコンサルティングで知り合った井上に相談。
彼から教わった事を基に、自分の異能がどの程度の物なのか調べる特訓の日々を過ごす。
その特訓の所為で居眠りが増えた星野。
そんな星野の姿を見た藤原(不老不死の異能、星野の事が気になっている模様)に心配事があるんじゃないですか? と問われる。
異能が分かる異能の事は秘密にしている星野が資格の勉強だと誤魔化すと、彼女が服部の様に転職を考えているのではと感じた藤原は、まだ一緒に仕事しましょうと彼女を引き止めるのだった。
感想
今回は星野の異能がわかる異能を使った転職の話から、藤原との恋愛話、異能詐称問題等が描かれました。
恋愛話といってもなんというか、星野も藤原もそういった話に縁遠いタイプのようでイチャラブ的な要素はほぼ皆無でしたが……。
また、今回登場した異能で地味に凄いのはポッチャリ癒し系男子の安村君ではないでしょうか。
彼の近くにいるだけで、文字通り一割体調が癒されるって凄い優秀だと思いました。
あと、眼鏡を外した星野の目が3だったのが可愛かったです。
まとめ
異能があれば便利になる事もあるかもですが、本多の様に言葉に含まれる嘘の割合が分かるというのもそれはそれで面倒臭そうです。
もし貰えるなら、やっぱり一巻と同じく誤字脱字が分かる能力がいいかな。
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お読みいただき、ありがとうございました。