漫画

ヴィンランド・サガ 第一巻 あらすじ・感想

投稿日:2019年1月26日 更新日:

兜
ヴィンランド・サガ1 アフタヌーンKC

作:幸村誠
出版社:講談社

プラネテスの作者、幸村誠さんが11世紀のヴァイキングたちの戦いを描いた物語です。
巻末には当時の地図や設定資料もあり、物語を補足してくれます。

広告

冒頭部分あらすじ

11世紀、フランク王国の小競り合いが起こっていた。
攻め手は湖を背後にした砦を攻めあぐねているようだ。

攻め手の軍勢にすさんだ目をした少年が、傭兵の軍使として現れる。

軍勢を率いる将軍は、相手方に付かれても面倒だと、戦利品の半分という条件を飲み、彼らと契約を交わす。

少年は合図を放ち、翌朝戦闘が始まると、船を担いだ男たちが森から現れた。

男たちは、目標である砦の背後にある湖に船をこぎ出し、背後から襲撃。
同時に少年も、砦に取りつき守備隊長を撃破した。
隊長を失った砦を瞬く間に落とし、彼らは戦利品をかっさらった。

少年トルフィンは、傭兵の頭目であるアシェラッドに、隊長の首を差し出し、決闘を挑む。

アシェラッドは、将軍の追撃をさけるため、決闘を保留し海に逃走した。

これは後に、ヴァイキングと呼ばれる人々の物語である。

感想

11世紀のヨーロッパ、フランク王国領から物語はスタートします。

豪族の小競り合いから始まったトルフィンのお話は、彼がいかにしてアシェラッドの下で戦う事になったのかを語るため、幼いころまで遡ります。

アイスランドで、平和に暮らしていたトルフィンたちの元にフローキーという男が訪れたことで、トルフィンの平和な暮らしは終わりを告げます。

攻め手の将軍、ジャバが笑うシーンは、ジャバ・ザ・ハットというよりトトロを思わせます。

広告

まとめ

後の巻で書かれますが、ノルド人は名誉を重んじ、復讐は義務という文化が存在します。

序盤、少年時代のトルフィンは、父の仇を討つ事だけを考えて行動しています。

戦争に明け暮れた少年時代、生きる気力を失っていた奴隷時代を経て、彼は平和な国を目指し船出する事になります。

暗い目をした少年が、どう変わっていくのかを見るのも、面白いと思います。

お読みいただき、ありがとうございました。

ヴィンランドサガ・サガ 第二巻 あらすじ・感想

こちらの作品はコミックDAYSにて一部無料でお読み頂けます。
作者の幸村誠さんのTwitterアカウントはこちら

広告

-漫画
-, ,

関連記事

カップヌードル

君は放課後インソムニア 第八巻 あらすじ・感想

君は放課後インソムニア 8 ビッグコミック著:オジロマコト出版社:小学館 夏の合宿、二人っきりで過ごしていた事が伊咲(いさき)の両親にバレ、その事で少し距離を置く事になった伊咲と丸太(がんた)。 二人 …

アサシン

この世界は不完全すぎる 第八巻 登場人物・あらすじ・感想

この世界は不完全すぎる 8 モーニングKC 著:佐藤真通 出版社:講談社 一年がかりでダンジョンを抜け、NPCの少女、二コラと再会したハガ。 その村人だったはずの少女二コラは、アサシンとなっていた。 …

横浜

底辺チューバ―が宇宙戦争を撮ってみた 第一巻 登場人物・あらすじ・感想

底辺チューバ―が宇宙戦争を撮ってみた 1 ジャンプコミックス 原作:渡辺恒造 作画:バナーイ 出版社:集英社 まったく再生回数を稼げない底辺動画配信者、富士宮神無(ふじみや かんな)が自分の承認欲求を …

煙管

ふしぎの国のバード 第二巻 あらすじ・感想等

ふしぎの国のバード 2 ビームコミックス 作:佐々大河 出版社:KADOKAWA/エンターブレイン 実在したイギリス人女流旅行家、イザベラ・バードの旅の様子を描いた冒険旅行記、第2巻。 第6話 日光3 …

甜菜

リオンクール戦記 コミカライズ版 第四巻 登場人物・あらすじ・感想

リオンクール戦記 コミカライズ版 4 バンブー・コミックス 原作:小倉ひろあき 漫画:Nagy キャラクター原案:toi8 出版社:竹書房 小説リオンクール戦記のコミカラズ版、第四巻 父、ルドルフの留 …

DMMコミックレンタル

広告
広告
田中
読んだ本の紹介等しています。
本を選ぶ際の一助になれば幸いです。