異世界おじさん 6 MFC
作:殆ど死んでいる
出版社:KADOKAWA/MFC
魔炎竜からツンデレさんのおかげで人間に戻ったおじさん。
しかし天星石の指輪の件で色々あってツンデレさんと二人沼に落ち、その汚れと一ヶ月、竜だった事で風呂に入れなかった垢を落とす為、彼らは温泉へと向かいました。
その温泉が魔物の襲撃を受け、おじさんも精霊魔法を封じられ絶体絶命のピンチになるも、勇者のアリシア達と協力し何とか魔物を撃退。
その疲れを癒す為、再度温泉に入ったおじさんの前にアリシアが現れ……。
あらすじ
魔獣の襲撃で温泉の仕切りが壊れ混浴状態となっていた所に、アリシアが現れる。
アリシアは入浴用の肌着を着ていたが、瓦礫に引っ掛かり服が開けてしまった。
そのアリシアの素肌を見た瞬間、おじさんは自らに記憶消去の魔法を使いその記憶を消した。
裸を見られたと思ったアリシアはお見苦しい物をとおじさんに話しかけるが、記憶を消したおじさんは何事も無かったか(記憶を消したおじさんには実際何事もなかった)のように対応した。
そんなおじさんの様子にアリシアは、私みたいな小娘に興味ないですよねと少し残念そうに答える。
それにおじさんはそうなのか、俺は20歳だがと返した。
おじさんが20歳、自分と同い年だと聞きアリシアは強いショックを受けた。
さらによくよく聞けば、自分の方が生まれが早く年上だったと判明する。
その事に動揺しながらも、誕生日の話から話題は彼女の過去へとシフトする。
アリシアは9歳より前の記憶を失っていた。
彼女の一番古い記憶は血と馬車、ゴブリンに馬車で連れ去られそうになった所をライガ達の住む街の自警団に助けられたという物だった。
その後、結局両親は見つからず、彼女は一人暮らしだったイーデルシア辺境司祭の下で養女として育った。
だから正確な誕生日は分からず、自分が年下である可能性もあると湯に浸かりながらアリシアは話した。
それを聞いたおじさんはアリシアに記憶は大切かと尋ねた。
「? 当たり前じゃないですか!」
笑顔でそう答えたアリシアに、おじさんは自分が都合二度、彼女の記憶を消した事をアリシアに告白した。
感想
今回は煉獄の湯でのアリシアの記憶のお話から始まり、森に住み着いた唄う魔物、おじさんとツンデレさんの本名、神の力と魔炎竜等が描かれました。
今回はおじさんが街の結界を壊した理由や、進行を破壊によって得ようとする訳が分かりました。
おじさん、基本アクション・シューティングがメインなのでそこから来ていたみたいです。
確かに昔のアクションゲームは敵の撃破等で進行し、ブロックを壊したり、木箱の破壊でアイテムが出現していた様に思います。
そういえばベルトアクション等、よく遊んだゲームでは樽や木箱を壊すと肉とか出て来てたけど、あれってプレイヤーはそれを食べて体力を回復していた訳で……よくよく考えたら樽から焼き立てのホカホカチキンが出て来てもあんまり食べたくない気が……。
えっと、あと作中、SE●Aサ●ーンのゲームCDにおける警告音声の話題が出ていましたが、もしやるのであれば本体のプレーヤー機能を使って再生するのが良いみたいです。(普通のCDプレーヤーを使うとスピーカーが壊れる可能性あり)
まとめ
帯に書かれていたのですが、この作品、アニメ化が決定したようです。
動くおじさん、そちらも観るのが楽しみです。
こちらの作品はコミックウォーカーでも一部無料で閲覧できます。
作者の殆ど死んでいるさんのTwitterはこちら。
お読みいただき、ありがとうございました。