スーパーカブ コミカライズ版 3 角川コミックス・エース
漫画:蟹丹
原作:トネ・コーケン
出版社:KADOKAWA
楽しみにしていた修学旅行、しかし小熊は急な発熱でそれを断念します。
ですが、休む事を電話した二時間後には熱はあっさり引いていました。
バスは既に出発した後でした。
豪華な食事、ヒノキ風呂。
諦めきれない小熊は山梨から鎌倉へカブで向かう事を決意します。
あらすじ
鎌倉への道中は途中、チャラい高校生に会ったりもしたが順調に進んだ。
その道の途中、小熊の目に富士山の姿が映る。
礼子の挑戦を聞いていた小熊は、道を折れ登山道にバイクを向けた。
当初は順調に進んでいたが、二合目を超え三速では勾配により速度が低下し始める。
更に進み三合目に差し掛かると、二速でさえパワーが足りなくなってきた。
小熊はギアを一速に落とし、エンジンの悲鳴を聞きながら更に進んだ。
礼子は言っていた。
カブの一速は日本のあらゆる坂を上る為にある。
それを信じて小熊は登山道をすすむ。
やがて視界が開け目の前に巨大な富士山が現れた。
登山道、五合目、標高2000メートル。
小熊のカブは富士山を半分登った。
一息ついた小熊はカブに跨り小さく呟く。
「今日はこれぐらいで勘弁してあげる」
自分の言葉に吹き出し、くすくすと笑いながら小熊は富士山を後にした。
箱根を超えて横浜への道を走る。
その途中の標識を見た小熊は道を右に曲がった。
煌めく海にサーファーの姿が見える。
湘南弾丸道路、行きたい場所は自分で決める。
その時、彼女は限りなく自由だった。
感想
今回は修学旅行の他、冬の気配が迫る中、文化祭の様子が描かれました。
小熊と礼子は積極的に参加している訳ではないですが、困っているクラスメイトを助ける為、協力を申し出ます。
そこで登場したのがマルシン出前機。
ラーメン屋さんが出前で使っているアレです。
どうでしょうでミスターが乗っていたカブにつけた奴といえば、ビジュアルも浮かぶのでは無いでしょうか。
三つのダンパーで衝撃を吸収し、料理を傷める事無く運ぶ事が出来る優れものです。
最近デスストをプレイしていたので、「壊れ物」配送を受注しながら出前機があればと考えてしまいました。
まとめ
この巻の中盤までが原作小説の一巻に収録された内容になります。
原作も購入していますので、今後はそちらを読み進めようと思っています。
この作品はComicWalkerにて一部無料でお読み頂けます。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。