漫画

焼いてるふたり 第三巻 登場人物・あらすじ・感想

投稿日:2021年6月25日 更新日:

焼きそば
焼いてるふたり 3 モーニングKC

著:ハナツカシオリ
出版社:講談社

結婚はしたものの、お互い奥手である為、未だプラトニックな二人。
そんな関係を変えようと千尋(ちひろ)は健太にハグを求めます。
ですが彼女のその行為は健太の過去のトラウマを呼び起こしてしまい……。

広告

登場人物

千尋の父
丸眼鏡に無精ひげで白髪の男性。
大学教授。
研究に掛かり切りで、母を亡くした千尋に寂しい思いをさせた事を悔やんでいる。
コーヒーを淹れるのが上手い。

あらすじ

ハグを求める千尋から風呂掃除を理由に逃げてしまった健太。

彼が女性を苦手な理由、それは学生時代にあった。
夏休みの迫ったある日、好きだった先輩と図書室で二人きりになった健太。
先輩はそこで健太にキスしてみないと提案する。

戸惑いながらもそれを受け入れた健太だったが、その後、先輩とは何も進展せず、夏休みが開ければ無視される始末。
結果、健太は女性とどう付き合っていいか分からず、千尋と出会うまでずっと一人で過ごしてきたのだ。

それがフラッシュバックし、気持ちが落ち込む健太だったがともかくとして千尋と共に岩塩プレートを購入、牛肉でも希少部位であるミスジを焼き食べる事でモヤモヤも解消されていった。

そして千尋が帰る時間となる。
健太がモヤモヤを抱えている事に気付いていた千尋は、家を出る前、唐突に健太の頭を撫でた。

「今週もお疲れ様でした」

その行為に感じ入りつつ礼を返し、じっと彼女を見つめていた健太に千尋は隙ありと抱きついた。

そんな彼女の行動に驚き、健太のモヤモヤは完全に吹き飛んだのだった。

広告

感想

今回は冒頭の岩塩プレートでの焼肉から始まり、千尋父とささみの梅シソ焼き鳥、きんぴらとだし巻き卵のホットサンド、映画鑑賞とポップコーン、草むしりとぐるぐるソーセージ、目玉焼きのせドライカレーとタンドリーチキン、鰻弁当、河原でバーベキューにシメの焼きそば等が収録されました。

そんな収録されたエピソードの中でも、やはり冒頭の健太のトラウマが印象に残りました。
思春期、異性に興味が出始める時期に片思いの先輩とキスをする。
男女問わず舞い上がってしまうのでは無いでしょうか。

そしてその後、その先輩から無視される。
健太が傷つき混乱するのも無理ないように感じました。

その先輩の真意はわかりませんが、過去は忘れて千尋と楽しい思い出を一杯作れればいいなと読んでいて思いました。

まとめ

この巻のラスト、好きな人に嫌われるのが怖い、しかしそれ以上に抱きたいと思っていると告白した健太。
次巻、二人は一線を超えるのか、次も読むのが楽しみです。

この作品はコミックDAYSにて一部無料でお読みいただけます。
作者のハナツカ シオリさんのTwitterアカウントはこちら

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

※イメージは ぱくたそ の g.O.R.iさん による画像です。
広告

-漫画
-, , , ,

関連記事

ミサイル

夜光雲のサリッサ 第二巻 あらすじ・感想

夜光雲のサリッサ 2 リュウコミックススペシャル 原作:松田未来 作画:※Kome 出版社:徳間書店 天翔体「極超音速の天使(シレイラ)」を母の仇として追っているロシアの少女、ヴェラ・シュベツォフ。 …

猫

異世界猫と不機嫌な魔女 第三巻 登場人物・あらすじ・感想

異世界猫と不機嫌な魔女 3 ビックコミックス 著:柏葉ヒロ 出版社:小学館 ナァの魅力でメロメロになり依頼を失敗したフラドに代わり、ジャンヌと魔獣の始末にやってきた女剣士のハニガン。 フラドとの戦いで …

子猫

ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット 第一巻 登場人物・あらすじ・感想

ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット 1 BLADE COMICS 原作:ホークマン 作画:メカルーツ 出版社:マッグガーデン 21XX年10月5日。 僻地にある巨大複合企業傘下の猫食品精製会社で爆発 …

アメリカバイソン

片喰と黄金 第八巻 登場人物・あらすじ・感想

片喰と黄金 8 ヤンマガKC 著:北野詠一 出版社:講談社 入植者である白人達に住んでいた土地を追われ、強制移住させられた先住民の一部族、ポタワトミ族。 彼らの一人、ワワタシの兄は移住が始まる直前、軍 …

エッグベネディクト

おはよう少年 第一巻 登場人物・あらすじ・感想

おはよう少年 1 ビッグガンガンコミックス 著:礼島れいあ 出版社:スクエアエニックス 料理が趣味の高校生男子、比継理生(ひつぎ りお)。 父親が仕事で海外へ行った事で彼は従兄弟の家に居候することにな …

DMMコミックレンタル

広告
広告
田中
読んだ本の紹介等しています。
本を選ぶ際の一助になれば幸いです。