作りたい女と食べたい女 1 itCOMICS
作:ゆざきさかおみ
出版社:KADOKAWA/エンターブレイン
料理好きなOL野本ユキにはある悩みがあった。
作った料理をSNSに上げていいと言ってくれる人もいるのだが、彼女自身が小食の為、大量に作りたくても作れないのだ。
そんなある日、彼女の部屋の二つとなりに住んでいる女性が物凄い健啖家である事が分かり……。
登場人物
野本ユキ(のもと ゆき)
料理好きなOL
ショートカットの女性。
彼女にとって料理は趣味であり、ストレス発散にもなっている。
春日(かすが)
大食漢な女性
長い黒髪を後ろで一つにまとめた大柄な女性。
大体の料理を一口で食べる。
なんでも美味しそうに食べるが、特に卵料理とご飯が好きみたい。
あらすじ
料理好きなOL、野本ユキは作った料理の写真をSNSに上げ、反応を貰ったりしていたが、実は少々悩みを抱えていた。
それはゲーム出て来る料理の再現やデカ盛り等、作ってみたい料理がどれも大量で自分では消費しきれない事だった。
誰かが自分の作った料理を食べてくれたら……。
そんな思いを抱えて日々を過ごしていたユキだったが、ある日、お隣のお隣に住む女性がとても健啖家である事を知る。
ただ、それが分かった所で、彼女とは同じマンションの住人だという事以外接点は無く、そんな人間がいきなり料理を持って押しかけても怖いだけだ。
彼女に自分の作った料理を食べてもらいたいが、無理だと結論付けその日は眠りについた。
後日、会社でお弁当を食べていたユキに、同僚の男性が仕事を持ってくる。
彼はユキのお弁当が手作りだと気付き、家事スキルが高いといいお母さんになるとか、彼女には弁当作って欲しいとか、好きでやっている事を男のためという事に集約した。
その事に強いストレスを感じたユキは、発散の為、気付けば牛のブロック肉を買い大量の牛腩飯(牛のオイスターソース煮ご飯)スープ付きを作ってしまっていた。
自分一人では絶対に食べきれない。
どうしようと悩むユキの脳裏に隣人の顔が思い浮かぶ。
ユキは意を決し、彼女の部屋のインターホンを押すのだった。
感想
作る事が好きなユキと食べる事が好きな春日。
互いの好きがマッチした二人は一緒に夕食を食べる様になり……。
今回は第一話の牛腩飯から始まり、唐揚げ定食、カレー、オムライス、焼きおにぎり、手作り餃子、煮卵、炊飯器プリン、おでんと食欲をそそるラインナップでした。
余り感情を表に出さない春日ですが、食べる時の勢いは凄くて読んでいて気持ち良かったです。
まとめ
ユキと春日がお互いに気遣い合っていて、その部分もなんだかホンワカしました。
いつか、基本無表情な春日が狼狽している所も見てみたいです。
この作品はComicWalkerにて一部無料でお読み頂けます。
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お読みいただき、ありがとうございました。