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山怪 コミカライズ版 四 狐火になった男 収録作品・感想

投稿日:2021年6月22日 更新日:

狐
山怪 コミカライズ版 四 狐火になった男 ボーダーコミックス

漫画:五十嵐晃
原作:田中康弘
出版社: リイド社

山で起こった不思議な話を集めた原作「山怪」を墨絵で漫画化した作品。
今回は狐火、狐、幽霊、狐憑き等、狐に関係する話が収録されていました。

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収録作品

今回収録された話、内容を書くのはアレなんで内容を要約した物を。
・作者の田中さんがテントにて遭遇した怪異
・左右の認識が逆になる
・森から聞こえる赤子の泣き声
・タケノコ狩りで闇に包まれる
・帰って来る人々
・宙を舞う光の玉
・小坊主が見たタマシイ
・戦時中の学校で
・牙の生えた妊婦
・疑心暗鬼なマタギ
・戻ってくる大蛇
・水死した友人
・山小屋に訪れるモノ
・山で変化する感覚
・山の屋敷をさまようモノ
・猟師の喧嘩
・狐憑き
・天狗に遊んでもらった女の子
・光るヤマドリと輝く女
・狐火になった男

感想

今回は亡くなった肉親の霊の話の他、狐の話、火の玉、いわゆる狐火の意外な正体等、不思議な話、怖い話以外にちょっと笑える話も収録されました。

その中でも産婆さんが山中で出会った産気づいた女性の話が印象に残りました。
産婆さんは女の口に牙が並んでいた事で逃げ出してしまったのですが、もしかして本当に産気づいた狐が助けて欲しくて化けて出たのではと読んでいて感じました。

逃げずに助けていたら何かお礼が。
そんな日本昔ばなし的な事を考えてしまいました。

まぁ、女性は大あくびをしていたので、ただの暇つぶしだったのかもしれませんが……。

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まとめ

四巻は三巻の沢の女の様な超怖い話は無く、興味深い不思議な話が多かった様に感じました。
次はどんな話が収録されるのか、読むのが楽しみです。

この作品はコミックボーダーにて一部無料で閲覧可能です。

原作者の田中康弘さんのTwitterはこちら。
漫画担当の五十嵐晃さんのTwitterはこちら。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

※イメージはPixabayのjarekgrafikによる画像です。
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