怪獣8号 3 ジャンプコミックス
作:松本直也
出版社:集英社
防衛隊の隊員となったレノと同期の伊春(いはる)。
その二人を相模原に出現した人型の怪獣は、赤子の手をひねる様に追い詰める。
レノは怪獣の攻撃に倒れ、伊春も余りの力の差に助けを乞う事しか出来なかった。
そんな絶対絶命のピンチに怪獣8号が現れる。
登場人物
一本角の人型怪獣
本来群れる事の無い翼竜系怪獣を引き連れ、防衛隊立川基地を襲撃した。
額に角を持つマッチョな人型怪獣。
硬い表皮と尻尾を持ち強者との戦いを望む。
あらすじ
レノと伊春のピンチに正体が発覚する危険を冒し、怪獣となって駆け付けたカフカ。
そのカフカに人型怪獣(後に怪獣9号と呼称)は「手ごまに欲しいな君の死骸」と話しながら攻撃を浴びせる。
9号の攻撃はカフカの胸を抉った。
その事にカフカの頑丈さを知るレノは驚きを感じる。
更に9号が力を溜めた事で、レノと伊春は自分達と戦った時は本気を出していなかったのだと気付き不安を募らせた。
だがカフカは胸を抉られた事で怒りを爆発させていた。
「こんなもんをアイツらの体に何発も撃ち込んだんだな」
そんなカフカに9号は溜め込んだ力を解き放った。
放たれた無数の見えない弾丸がカフカに迫る。
その弾丸をカフカは雄叫びだけで掻き消した。
9号も含めたその場にいた誰もが戸惑いを見せる中、カフカは一瞬で間合いを詰め9号に拳を叩き込む。
傷の修復をと9号は余獣の死骸を盾に使うが、カフカは余獣を一瞬で引き裂き9号に迫る。
余りの圧に離脱を考えた9号だが、カフカの攻撃はその隙すらも与えなかった。
腹に入れた一撃で怯んだ9号にカフカは仲間を傷付けられた怒りを込めた一撃を思い切り叩き込んだ。
感想
今回はレノ達を襲った9号とカフカの戦いから始まり、副隊長保科対カフカ(怪獣8号)、初任務の慰労会、翼竜襲撃等が収録されました。
今回は冒頭から9号、保科と戦闘シーンが続き最初からテンションが滅茶苦茶上がる展開でした。
特に仲間を傷付けられ激怒したカフカが9号に迫るシーンは最高に心地良かったです。
自分より弱い者をいたぶり弄る者を圧倒的な力で叩き潰す。
王道と言えるのでしょうが、やはりそんなシチュエーションはスカッとしました。
また、カフカの怒りの理由が仲間である点もとても気持ちが良かったです。
まとめ
今回は慰労会のシーンでスーツの製造元の御曹司である隊員の出雲に、カフカが難癖付けて絡んでいたのが面白かったです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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