スーパーベイビー 3 芳文社コミックス
作:丸顔めめ
出版社:芳文社
玉緒の元カレ、央太の件で楽丸は玉緒に同棲を切り出しました。
そんな訳で早速物件探しを二人は始めたのですが……。
登場人物
智充(ともみつ)父
楽丸のバイトの後輩、智充の父
白髪眼鏡で髯のおじさん。
文芸誌「文藝人間」の編集長。
スマートウォッチやタブレットをギャンギャンに使いこなす。
アナログな楽丸にアドバイスを送る。
鳩山(はとやま)
楽丸のバイト先の同期
短髪糸目の大柄な青年。
元引越し屋のバイト。
ゲーム好き。
あらすじ
玉緒との同棲を改めて正式に申し込んだ楽丸。
玉緒の返事は勿論オーケー。
そんな訳で不動産屋に希望を伝えた二人だったが、片や医者の息子で裕福な暮らしを送っていた楽丸、片や熊本の一戸建てに住んでいた玉緒。
二人はどちらもワンルームで二人で住むという事を想像出来ていなかった。
更に予算的にも二人が希望する条件、2DK以上、二口コンロ、二階、セキュリティ付き、風呂トイレ別というのは町田であっても厳しかった。
しかし不動産屋の男性は、それでも何とか二人の希望にそう物件を提示する。
内見に向かったそこは2LDKで四階オートロック、コンビニも隣で角部屋、駅も徒歩十分だが道は平坦、更には家賃も共益費込みで四万という破格の物件だった。
だが、一緒に内見していた楽丸は真っ青な顔をしていた。
二人が内見した物件、それはいわゆる事故物件だった。
感想
今回は同棲の為の物件探しから始まり、智充父のアドバイス、スマホ選び、新居の契約と引っ越しの様子が描かれました。
作中、玉緒の友人佐和が感じた様に、仲睦まじく楽しそうな二人を見ていると読んでいる自分まで笑顔になります。
また、智充父のアドバイスについてはなるほどと頷けるものでした。
作中、楽丸は原稿を手書きで書いていました。
手書き原稿というと偉大な文豪を思い出し、ロマンを感じますが、編集者からすれば手間が増えるだけでしょう。
作中描かれている様に、編集部内部で読み回すにしても大変だし、採用されたとしてもデータ化しなければなりません。
その手間を考えれば同じレベルの作品であれば、データ入稿を採用するのは分かる気がします。
今回、楽丸は智充父のアドバイスのアドバイスを受け入れ、アナログからデジタルに変更しました。
キーボードで生み出された彼の小説がどうなるのか、そちらも楽しみです。
まとめ
引っ越しも何とか完了し、次巻からは二人の同棲生活が描かれる様です。
一緒に暮らして初めて分かる色々、彼らの生活がどうなるのか今から楽しみです。
こちらの作品はコミックトレイルにて一部無料で閲覧頂けます。
作者の丸顔めめさんのTwitterはこちら。
お読みいただき、ありがとうございました。