世界は終わっても生きるって楽しい 3 ガルドコミックス
著:鳥取砂丘
出版社:オーバーラップ
カンリキョクで出会った三角頭の者達と、生態系を別の物に変える赤い霧を吐き出すにくのトビラ。
そんな謎の者達に攻撃を仕掛けた異形の少女を助けたヤコーネは、彼女を新たな旅の仲間に加え、探索の旅を続けていく。
登場人物
ヤコーネの父
集落に外からやって来た。
外界を旅し、様々な物資を集落に持ち帰る彼の事を、人々は地獄渡りと呼んだ。
ヤコーネに外界で生きていく為の知識と技を教えた。
船主
巡回船を担いだ甲殻類系の巨大生物
巡回船は船主が光を追う習性を利用し、船主を誘導、各地の餌場をグルグルと回っている。
餌場には街が作られ、人や物資の行き来が行われている。
商人
メンフクロウっぽい。
がめつい性格だが奥さんには頭が上がらない。
ネイ
ヤコーネ達が赤い谷のカンリキョクで出会った巨人。
旅の仲間、機械のネイと同じ名を名乗る。
あらすじ
仲間を蘇らせる為、父のノートを頼りにカンリキョクを探す少女ヤコーネ。
旅の仲間に異形の少女、ルールーを加え旅を続けていた。
そんなある日、野営していたヤコーネ達は船主と呼ばれる巨大な甲殻生物が担いで運ぶ巡回船と巡り合う。
渡りに船とその船に便乗したヤコーネ達だったが、地震による崩落によって船主を誘導する居住区上部の誘導灯が破損、船は航行が出来なくなった。
船員は船を降りるか、船主が気まぐれで進む事に賭けるか選択を迫られる。
次の街までの距離、外界を徒歩で行く危険性。
乗客たちがどうすべきか戸惑う中、ヤコーネはネイのライトで誘導する事を提案。
その提案を起点に乗客たちは誘導灯のあった灯台の修理を協力して始めるのだった。
感想
今回は冒頭、ヤコーネが暮らしていた集落で起きた出来事と旅たちから始まり、巡回船での旅と誘導灯の故障、旅の仲間、ヤゴに似た獣たち、赤い谷のカンリキョク施設等が収録されました。
ヤコーネの暮らしていた集落は赤い霧に汚染され、人々は前巻でヤコーネが出会った女性の様に姿が変化し、人としての理性を失った様でした。
ヤコーネはその後、父親の言葉に従い血液サンプル?を携え、仲間を復活させる為にカンリキョクを巡る旅を始めたようです。
また、今回は巡回船に乗った事で、知性を持った様々な種族がこの世界で暮らしている事が判明しました。
ただ、その中にもヤコーネの様な外見の者はいませんでした。
彼らが霧の影響で変化した者なのか、最初からそういう種族なのか、色々気になります。
まとめ
今回のラスト、色々情報を知っていそうな巨人(多分ヤコーネ達が小さい)、ネイが登場しました。
彼が何を語るのか読むのが楽しみです。
この作品はコミックガルドにて一部無料でお読みいただけます。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。