スーパーベイビー 1 芳文社コミックス
作:丸顔めめ
出版社:芳文社
熊本の荒尾市から上京したヤマンバギャルの朝光玉緒(ともみつ たまお)は、四年後の現在、東京は町田で黒ギャルとして暮らしていた。
渋谷、新宿等の都心よりも町田の丁度良さを気に入っていた玉緒は、ある日、鳩に集られそれから救ってくれた(実際は標的を変えただけ)山田楽丸(やまだ らくまる)に一目惚れしてしまい……。
登場人物
朝光玉緒(ともみつ たまお)
アパレルショップ店員
金髪に黒い肌、化粧モリモリのギャル。
自分を鳩から救ってくれた楽丸にかなり激しいアタックを駆ける。
店員としては超優秀。
鳥が苦手。
山田楽丸(やまだ らくまる)
玉緒の働くビルの一階に入っているスーパーの店員
眼鏡の陰キャで奥手な青年。
小説を書いており、受賞を目指し執筆を続けている。
指笛(ゼルダのエポナ)で鳥等を操れる。
佐和(さわ)
玉緒の友人
オカッパ黒髪の糸目の小柄な女性。
性格は珠緒とは正反対で沈着冷静。
でも二人は親友。
ペットの文鳥はよし江。
山田トモミツ
楽丸のスーパーの新人
金髪髯のヤンキー系陽キャ男子。
ノリは軽いが意外といい奴。
父親は楽丸が受賞を目指す文芸誌「文藝人間」の編集長。
玉緒が付けたあだ名は偽ザイル。
あらすじ
鳥から救ってくれたスーパーの店員楽丸に一目惚れした玉緒。
彼女はその後、想いのままに暴走し仕事中の楽丸にストーカーの様に迫る。
一方、今までそんな経験のない楽丸は彼女に怯える日々を送っていた。
その事を友人の佐和に話すと、ストーカー一歩手前と諭され、ようやく自分の行為が楽丸に迷惑をかけていた事に気付く。
しかし、佐和の楽丸はギャルが苦手なんじゃ……というアドバイスを曲解し自分の見た目がイケてないからだと、ネイルと睫毛を強化しギャル度を上げてしまうのだった。
そんな攻撃力の上がった玉緒は楽丸と偶然遭遇してしまう。
運命だぁ!! と彼の手を握るが、楽丸は座り込み許して下さいと小刻みに震えていた。
怖がっている、ようやくそれを理解した玉緒は、自分のどこが怖いのか楽丸に尋ねる。
「その凄く尖ったつめ……」
それを聞いた玉緒は先程付けたばかりのネイルを躊躇なく切り落とした。
感想
イケイケなギャルと奥手な文学青年の恋模様を描いた作品です。
玉緒は思い込んだら一直線で暴走傾向ではありますが、心根は優しく真っすぐな女の子。
一方、楽丸は陰キャな文学青年ではありますが、玉緒同様優しく、素直な男の子です。
最初は玉緒が押す感じですが、付き合い始めた後は楽丸の天然な言葉や行動にドンドン玉緒が魅了されていくといった感じで物語は進んでいきます。
仲睦まじい二人を見ていると、思わずニヤニヤしてしまいます。
まとめ
この作品はTwitterでお勧めされていたので手に取った作品です。
冒頭、玉緒のヤマンバメイクが凄すぎて大丈夫かなと不安になりましたが、大丈夫でした。
こちらの作品はコミックトレイルにて一部無料で閲覧頂けます。
作者の丸顔めめさんのTwitterはこちら。
お読みいただき、ありがとうございました。