漫画完結作品

ナナシ ~ナくしたナにかのさがシかた~ 第四巻 登場人物・あらすじ・感想

投稿日:2021年6月4日 更新日:

勿忘草
ナナシ ~ナくしたナにかのさがシかた~ 4 ヤングキングコミックス

漫画:片山愁
原作:藤野晴海
出版社:少年画報社

怪異を見る事ができる少年ナナシと、彼と出会った事で見える様になったハルのもう戻れない日々を綴ったお話です。

母親を恐れつつも求めるナナシ、そんな彼とハルの距離はどうしようもなく離れていき……。

広告

登場人物

サクライレイジ
ナナシの叔父
ナナシによく似た青年。
家が燃え行き場を無くしたナナシを引き取り、一緒に暮らしていた。

あらすじ

ハルがいくら寄り添ってもナナシは母親の呪縛から逃れられず、彼はハルの記憶に残る為、ハルの腕を折る等、危険な物にエスカレートしていった。

その折れた腕に手をやりゴメンと言いながら泣くナナシを、ハルは責める事無く受け入れていた。

彼を守るにはどうすればいいだろう。
答えの出ないまま時は過ぎ、ナナシも学校を休みがちになった。

そんなある日、ハルは担任からナナシに渡して欲しいと進路希望調査票を受け取る。
調査票を受け取りナナシの家へ向かう途中、ハルは公園にいたナナシと偶然出会う。
声を掛け調査票を渡したナナシは目に見えてやつれ憔悴していた。

目の下のクマを指摘したハルに、以前と同じようにナナシは笑ってごまかす。
そんなナナシの襟首を締め上げ、ハルは笑ってごまかすな、ちゃんと答えろと激高した。

お前一体なにやってんの!?

そう問い詰めたハルにナナシは暗い目で

……成功したと思ったんだ。
うまくいったって――
でも……だけどだめなんだ。
戻ってくる――

何が?

問い掛けたハルに「大丈夫、今夜、全部終わらせるから――」と告げ、ナナシはハルを置いて公園から立ち去った。

広告

感想

今回はナナシが行っていた何かと、それの終わり、ハルとナナシの別れ等が描かれました。

人は大切なモノを無くした時、あの時こうしていれば、違う道を選べたのではないかと誰しも考えるのではないでしょうか。
この巻ではそんなハルの想いが強く出ていた様に読んでいて感じました。

ただ、ハルはずっとナナシに寄り添い続けていて、そんなハルの気持ちに応えなかったのはナナシである様にも感じました。

人の心はその人の物で、他者がどうにかしようとしても簡単に変わるものではない。
それでもハルはナナシに生きていて欲しかったし、だからこそ、その気持ちを裏切ったナナシに激怒したのだと、今回のエピソードを読んでいて思いました。

まとめ

この作品は次巻で完結です。
ナナシが残した日記に何が書かれているのか、それを読んだハルはどう思うのか。
ラストまで見届けたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

漫画を描かれた片山さんのTwitterはこちら
原作者の藤野さんのTwitterはこちら

※イメージはpixabayのftanukiによる画像です。
広告

-漫画完結作品
-, , ,

関連記事

ファイル

バトルグラウンドワーカーズ 第五巻 登場人物・あらすじ・感想

バトルグラウンドワーカーズ 5 ビッグコミック著:竹良実出版社:小学館 自分達がこれまで倒して来た亞害体。その正体が人である事を知った平は、その真実に打ちのめされました。しかし、彼は立ち上がり真実を仲 …

眼鏡

師匠シリーズ コミカライズ版 第一巻 -師事- 登場人物・あらすじ・感想

師匠シリーズ 1 -師事- ヤングキングコミックス 漫画:片山愁 原作:ウニ 出版社:少年画報社 webで公開されているオカルト短編小説のコミカライズ版。 舞台は1990年代後半の中規模都市。 内容的 …

クリスマスツリー

白暮のクロニクル 第十巻 あらすじ・感想

白暮のクロニクル 10 ビックコミックス 著:ゆうきまさみ 出版社:小学館 桔梗凪人(茜丸)が羊殺しの真犯人だと断定した魁達ですが、足取りは依然として不明でした。 そんな時、あかりの行方が分からなくな …

十字架

殺し屋やめたい! 第一巻 登場人物・あらすじ・感想

殺し屋やめたい! 1 モーニングKC 作:外木寸 出版社:講談社 ローズ・マダー・品川(偽名)。 元兵士の難民で今は殺し屋として活動している。 銃やナイフを使わず事故死を装いターゲットを処理するその手 …

着物 女性

いちげき 幕末一撃必殺隊 コミカライズ版 第四巻 あらすじ・感想

いちげき 4 SPコミックス漫画:松本次郎原作:永井義男出版社:リイド社 丑五郎達を取り逃がしてしまった伊牟田の怒りは、彼の宣言通り丑五郎の故郷へ向かいました。村の襲撃を知らされた丑五郎は島田達の指示 …

DMMコミックレンタル

広告
田中
読んだ本の紹介等しています。
本を選ぶ際の一助になれば幸いです。