漫画

師匠シリーズ 4 -人形-

投稿日:2020年1月13日 更新日:

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廃工場師匠シリーズ 4 -人形- ヤングキングコミックス
漫画:片山愁
原作:ウニ
出版社:少年画報社

web初の人気オカルト小説のコミカライズ版の第四巻
この巻には、溶接、人形、写真、足音、将棋の五話が収録されています。

登場人物

みかっち
オカルトフォーラムのメンバー
ウニの大学の先輩
派手目の服が好きな良くしゃべる女子大生。
この巻では自分の描いた絵について、ウニ経由で師匠と対面する事になる。

あらすじ

その日部屋でオカルトフォーラムの書き込みを飼いネコのユキと遊びながら見ていたウニは、その中にメンバーの一人、ユキを最初に拾い世話していた伊丹が、友人と二人心霊スポットに出かけると書き込んでいるのを見つける。

その日はメッセージはそれで終わっており、眠くなったウニはパソコンの電源を落とした。
翌日、そのフォーラムのメンバー、みかっちから電話がかかってきた。
彼女は同じくメンバーの一人、和気の所に来いと一方的に捲し立て電話は切れた。

何があったのかと思いつつ、和気の家にウニは向かった。
彼のアパートには、家主の和気、ウニを呼び出したみかっちの他、京介、社会人のサワダ、そして暗い顔をした伊丹がいた。

みかっちに話を聞くと、伊丹が友人と向かった心霊スポット、地下に謎の空間があるという廃工場が原因らしい。

彼らはビデオを撮っていたようで、和気はウニに見てもらう為、再生ボタンを押した。
映像は暗い森の中を歩くところからスタートしていた。

廃工場を目指す伊丹の携帯に着信がある。
どうやら彼にその場所を教えた人物からのようで、その人物も友人と二人廃工場に向かっていたようだ。

彼らは伊丹達を待たず、抜け駆けして廃工場の地下に入るつもりのようだ。
先を越されたと伊丹は友人を急かし、廃工場へ急いだ。

辿り着いた廃工場のひしゃげた扉から、中に入り込む。
工場の中は機械などは撤去されがらんとした空間が広がっていた。
懐中電灯で周囲を照らす伊丹に、友人が声を掛ける。

電話で聞いた鉄の扉。
床に設置されたそれを友人が見つけたのだ。
伊丹は駆け寄り扉を確認する。

しかし、その扉は溶接されており、持ち上げる為の穴も塞がっていた。
これでは入れる筈もないが、伊丹は確かに扉を持ち上げる軋んだ音を聞いていた。
扉を叩き、下に誰かいるのか伊丹は確認を取ろうとするが、返事は無い。

その後、工場周辺に別の入り口があるのではと探索を続けたが、見つける事は出来ず仕方なく戻って来たという訳だ。

みかっちは勘違いだと言うが、伊丹は電話の件を持ち出し反論する。
話し合いの結果、伊丹達が怖がるのを見る為の悪戯だったという事で話になった。
しかし、もしかしたら本当に誰かが地下に閉じ込められているかもしれないと伊丹は食い下がる。

だが誰が電話を掛けてきたのかは分からず、フォーラムの書き込みから辿る事も出来ない。
八方ふさがりの状態の中、ウニがメンバーに声を掛ける。

彼が指さしたテレビ画面には、地下への扉が映っている。
その扉の隙間に女性の髪の毛と思われる、長く黒いものが挟まっていた。

感想

地下の空間には何故か恐怖を感じます。
それは閉塞感であったり、閉じ込められる事への忌避感から来ている様に思います。

地下だけでなく、例えば古い蔵であったり、大きな冷凍庫にも同じ感覚を覚えます。
恐らく、何かで読んだ話が記憶の何処かに残っている事が原因なのでしょう。

閉じ込められるイコール自由を奪われる事への恐怖。
それが一番大きな原因の様な気がします。

まとめ

今回収録された話では、将棋の話に涙腺を刺激されました。
半年に一回の将棋の手だけが書かれた手紙。
とても優しく切ないエピソードでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

漫画を描かれた片山さんのTwitterはこちら
原作者のウニさんのTwitterはこちら

※イメージはpixabayのPeter Hによる画像です
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