愛しの国玉 3 シルフコミックス
著:アッチあい
出版社:KADOKAWA
元猫の国玉(くにたま:顔は人に近いがそれ以外はほぼ猫)との結婚生活を続ける大学生の日野真(ひの まこと)。
大晦日、お正月も実家には戻らず部屋で国玉と二人過ごすと決めた彼は実家に電話を掛けその事を母親に告げたのですが……。
登場人物
石神幸子(いしがみ さちこ)
真のバイト先のレストランのオーナー
明るく良く喋る女性。
国玉の事でバイトを休んでいた真の事を心配していた。
石神瑠璃(いしがみ るり)
幸子の娘
黒髪ロングの女の子。
真とはバイト仲間として軽口を言い合う仲。
真の事が気になっているが、自分では相手にされないと想いは伏せている。
石神崇史(いしがみ たかし)
幸子の夫、レストランシェフ
黒髪短髪の男性。
娘が想いを寄せる真が、実は女性のタイプが変なのではと推察する。
あらすじ
連絡がギリギリになった事で、おせちを真の分も用意していた母は不満そうだった。
彼女はその後、帰れない理由を真に問い質す。
口ごもる真にもしかして彼女?と母は問い掛ける。
真がはっきりした事を口にしないにも関わらず、母親の中では彼女が出来た事は確定した様だった。
母は今度紹介しなさいよと捲し立て、紅白に贔屓の歌手が出た事を機に彼女によろしくと電話を切った。
彼女では無く結婚しちゃったんだよなぁ。
そんな事を思いつつ、真は着ていたパーカーの中で眠っている国玉にベッドで寝ようと声を掛けた。
眠そうな国玉と真が寝室へ向かうと、除夜の鐘が聞こえて来た。
その音に反応した国玉に真は除夜の鐘である事を説明し、参拝や振舞われるお汁粉の事も付け加える。
そのお汁粉に国玉が強い関心を持った事で、寝ようとしていた真は国玉と二人、寒空の下、参拝に出かける事になってしまった。
感想
今回はお正月の初詣から始まり、おみくじ、国玉とお風呂、チョコと国玉、兄進(すすむ)と真、大学の友人と国玉、国玉とハンバーグ、真との思い出と今等が収録されました。
その中でも大学の友人安藤が今回も、いちゃつく真と国玉を目撃してしまったのが面白かったです。
安藤、国玉が猫な事も真の結婚相手が国玉な事も知っているのに、それを他の二人に言う事無く、脇の甘い国玉のフォローまでしていて、凄くいい奴だなぁと感じました。
安藤、いつも決定的な場面を見ちゃってムンクの絵みたくなってるけど、あれはどういう感情なんだろうか……。
まとめ
次回、国玉は誘拐されるみたいです。
犯人は誰なのか、そもそも何で誘拐されたのか、色々気になります。
この作品はComicWalkerにて一部無料でお読みいただけます。
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