推しの子 4 ヤングジャンプコミックス
著:赤坂アカ×横槍メンゴ
出版社:集英社
恋愛リアリティーショー「今からガチ恋始めます」の成功に貢献した事で、アクアは母親であり大ファンだったアイドル星野アイの過去を知る人物、プロデューサーの鏑木(かぶらぎ)との距離を縮める事に成功しました。
その今ガチが終了し、一息ついたアクアは出演者の一人だったMEMちょがアイドル志望だった事を知り、彼女を妹のルビーと今ガチ出演者の一人だったかなが所属するアイドルグループ新生「B小町」に誘うのですが……。
登場人物
鈴城まな(すずしろ まな)
アイドル兼アイドルオタク
オーディションを受け、夢だったアイドルになったが、やりたかった事が出来てしまった事、過密状態で上がれない現状、そして新たに現れたアイドルの輝きを見て引退を決めた。
雷田澄彰(らいだ すみあき)
イベント会社運営会社マジックフロー代表
白黒に染めた髪にサングラスの男性。
人気漫画「東京ブレイド」の舞台化に携わる。
舞台にはアイの過去にも関係している劇団ララライも協力している。
あらすじ
人気ユーチューバーMEMちょが加入し三人体制で動き始めた新生「B小町」。
彼女の加入でチャンネルの動画のクオリティーも上がり、以前とは違って公式感も増した。
新たな楽曲はまだ無いものの、立ち止まってはいられないと、かつてB小町の楽曲のダンスを練習し始める。
そんな中、特にアイドル好きでは無いかなだけが、モチベーションが上がらず疲れていた。
なんでアイドルやるなんて言っちゃったんだろう。
思わずそう呟いたかなに、お疲れとペットボトルが差し出される。
振り返るとそこにはアクアが立っていた。
ありがとう、そう言い掛けたかなだったが、アクアとあかねのキスシーンがちらつき、いらないと拒絶してしまう。
そんなかなにアクアは「有馬、俺に対して最近ずっとそんな感じだな」と呟き、いい加減俺も傷つくと彼女の横にペットボトルを置くと、悲し気に立ち去った。
感想
今回はアクアとあかねの事で気持ちが揺れる有馬かなを中心に、B小町の活動の様子がメインで描かれました。
かなは子役時代を経て、鳴かず飛ばずの時期が長かった為か自己評価が低くかなりへそ曲がりでネガティブです。
ただ、客観的に実力だけを見た場合、努力家である彼女は容姿、歌唱力共に優れている様でした。
この巻ではそんな素直になれないかなを、アクアは彼女に気付かれない様に後押ししていきます。
それを受けて本気になったかなのライブに、アクアも何か感じる物があった様でした。
あかね、そしてかな。
アクアに想いを寄せる女性が着々と増える中、彼が誰を選ぶのか、そちらも気になる所です。
まとめ
今回はルビー、かな、MEMちょの三人が所属するB小町に多く紙面が割かれました。
次回はアクア、あかね、かなが出演する舞台の様子が描かれる様です。
アイにも関わりのあった劇団ララライが協力する舞台。
どんな展開になるのか今から楽しみです。
この作品はとなりのヤングジャンプにて一部無料で閲覧可能です。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。