ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット 1 BLADE COMICS
原作:ホークマン
作画:メカルーツ
出版社:マッグガーデン
21XX年10月5日。
僻地にある巨大複合企業傘下の猫食品精製会社で爆発事故が起きる。
それは世界が猫に支配される口火だった。
登場人物
クナギ
額に傷を持つ屈強な青年
記憶を失っており、猫カフェを営むガクとカオルの兄妹に拾われた。
猫好き、記憶を失っているが猫に関する知識は残っている。
カオル
猫カフェ「ネゴコロ・ネコメ」を営む女性
黒髪ロングで少し気の強い女の子。
ガク
猫カフェ「ネゴコロ・ネコメ」のオーナー
顎鬚のハンサムな男性。
タニシ
猫カフェの常連
ゴーグルモヒカンのタンクトッパー。
ニャンデミックに巻き込まれクナギ達と一緒に猫から逃げる事になる。
ツツミ
カオルの友人
ショートカットで泣きボクロの女性。
猫アレルギーを持ち、近くに猫がいると大量の鼻水を出す。
あらすじ
世界は猫に支配された。
品種改良によって生まれた猫の中に、N・Nと呼ばれるウイルスを持つ個体が生まれた。
そのウイルスは接触感染によって拡散、ウイルスに侵された人間はその身を猫に変化させた。
これが猫災害の始まりだった。
猫から逃れた元猫カフェの店員、クナギは猫カフェの店長であったガクから妹のカオルを託される。
クナギ、カオル、店の常連のタニシは迫りくる猫の脅威から逃れる為、今日も人が消え猫の支配する荒廃した街を解決策を求め彷徨う。
そんな中、仲間のタニシが猫に襲われ、大量の猫に思い切りスリスリされた上、胸の上で丸まられてしまう。
見る間に彼はその身を猫に変えた。
その後、何とか逃げ延びたクナギとカオルは、猫になったタニシと別れ車で旅を続ける。
再び、思う存分猫と戯れられる日を夢見て……。
感想
えっと、分かりやすく解説するならゾンビ映画のゾンビが猫ちゃんになったというお話です。
だったら猫を駆除すればいいじゃないか、とか思う方もいらっしゃるかもですが、作中に登場する人々は漏れなく猫好きなので駆除するなんてとんでもないといったスタンスで動いています。
個人的には、スーパーに逃げ込んだおじさんが入り込んだ猫を見つけ、
「猫だああああああ!! 可愛いぞおおおお!!」
と叫びながら逃げ出したのがツボでした。
まとめ
何でしょうか、登場人物たちは皆真面目で猫好きで、凄く必死に猫化を回避しようと頑張ります。
ただ、廃墟の街でのんびりと暮らしている猫達を見ていると、もう猫になっていいんじゃねとか、思ってはいけない事を思ってしまいました。
この作品はMAGCOMIにて一部無料でお読みいただけます。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。