うめともものふつうの暮らし 5 バンブー・コミックス
著:藤沢カミヤ
出版社:竹書房
しっかり者のうめと楽しい事、美味しい物が大好きなもも。
小さな猫耳姉妹の日常を描いたとても可愛らしい作品です。
各話あらすじ
四十一日目
おいもやの店長がももにお土産として渡した箱。
中にはブラウニーとコーヒー豆が入っていた。
苦いのが苦手なももだったが、ブラウニーのためのブレンドだというそのコーヒーを飲んでみようかと考え……。
四十一.五日目
おなかのすいたももはうめに何かおやつがないかと尋ねる。
それに応え、うめが取り出したのはかぶき揚げ。
かぶき揚げは危険なおかしだ。
気付けば一袋が瞬く間に消える。
「こんなのいけないよ~」
そう言いながら、ももは迷わず袋を開けた。
四十二日目
夢でおしゃれな何かを食べたもも。
そこで今日のお昼は外国の何かおしゃれなメニューをうめにリクエストするが……。
四十三日目
春、さくらの季節。
お買い物に出かけた二人は帰り道を変更して、桜並木のある川沿いの道へと向かった。
四十四日目
その日の帰り道、不用なおもちゃだという箱をももは持ち帰る。
家につき早速、箱を開けてみるとそこには文字の書かれた小さな木の札がたくさん入っていた。
遊び方の分からないその札を、とりあえずももは一緒に入っていた格子模様の板の上に置いてみた。
四十五日目
その日のお昼ご飯は何にしようか。
そう考えていた二人の目に喫茶店の食品サンプルが映る。
ももがその中でも注目したのは、生クリームとフルーツの乗ったプリンだった。
四十六日目
家電量販店のリニューアルセールを目にしたうめともも。
買い物をすれば風船のプレゼントがあるらしい。
風船に興味を惹かれたももは、うめに何か買うものはないかと尋ねる。
うめはコンセントを縦にするやつが欲しいと答え、さっそく二人は店に足を踏み入れた。
四十七日目
有機栽培やさいの無人販売所を訪れたうめともも。
二人はそこで小ぶりな人参に似たコリンキーという野菜を購入する。
普通のにんじんと違うのか。
そんなことを話しながら家に帰った二人だったが……。
四十八日目
その日、お気に入りのブロッコリーの野菜シャツが見当たらなかったもも。
テンションが下がり落ち込むももを見かね、うめは晩御飯をももの好物にしようと提案し……。
四十九日目
その日、眠そうなももにうめは、眠気覚ましにキャンディータイプのガムを手渡す。
その後、結局、うたたねをしたももの前髪には、ペタリとガムがついていた。
五十日目
雑貨屋で見つけた絵葉書を気に入り購入したもも。
ニコニコと嬉しそうなももだったが、絵葉書を送るとお気に入りがなくなってしまう。
どうしようと思ったももは、自分で絵葉書を作ることにした。
感想
今回は初春から始まり夏までが描かれました。
その中でも今回は前髪にガムがついたもものエピソードが印象に残りました。
昔、子供のころ、髪にガムがついた友達がいて中々取れずに困っていたことを思い出しました。
あの頃に油で溶けるという知識があれば、あの子も髪を切る必要はなかったのに……。
エピソードを読んでいてそんなことを思いました。
まとめ
今回は感想で書いたガムの話の他、絵葉書のエピソードも印象に残りました。
絵葉書、ももが言うように気に入ったものは手元に残して置きたくて、中々使えないですよね。
こちらの作品は竹書房のWEBコミックサイトストーリアダッシュにて一部無料でお読みいただけます。
作者の藤沢カミヤさんのTwitterはこちら。
お読みいただき、ありがとうございました。