漫画

ゴブリンスレイヤー 第十五巻 あらすじ・感想

投稿日:2021年10月6日 更新日:

馬と草原
ゴブリンスレイヤー 15

著:蝸牛くも
画:神無月登
出版社: SBクリエイティブ GA文庫

ゴブリン退治しかしない変わった冒険者、ゴブリンスレイヤーの物語、第十五弾。
今回は姫を探しに来たという馬人(ケンタウロス)の少女の依頼で、ゴブリンスレイヤーたちは水の街へと向かいます。

ゴブリンスレイヤーは、いつも通りゴブリン退治をします。

広告

冒頭部分 あらすじ

ギルドの酒場、馬人の女給と話していた重戦士は「姉上から離れろ」と突然馬人の少女に斬りかかられる。

鼻息の荒い少女を宥め、その場をなんとか治めてギルドの一室で話を聞けば、彼女の部族の姫が大剣を背負った冒険者に誘われ草原を出た後、行方が分からなくなったという。

大剣を背負った冒険者など掃いて捨てる程いる。
黒い剣士、そう呼ばれた伝説の剣士に憧れ、その跡を追った者は数知れない。
かくいう重戦士もその一人だ。

馬人の娘、馬玲姫(バートル)の言葉に呆れつつも、重戦士はゴブリンスレイヤーに話を振った。
彼らの一党は人探し等の都市探索(シティーアドベンチャー)は得意ではない。

重戦士に借りのあったゴブリンスレイヤーは、仕事を引き受ける事にしたのだが、その事で浮かんだ疑問を投げかける。

「何故俺なのだ?」
「腕っこきの斥候(スカウト)は他にいないからな」
「…………俺は戦士のつもりでいるのだが」

その言葉を聞いた妖精弓手はたまりかねて噴き出した。

感想

草原からやって来たケンタウロスの少女、今回は彼女の願いである部族の姫の救出をゴブリンスレイヤー達は引き受けます。

物語当初、ゴブリン退治しか請け負っていなかったゴブリンスレイヤー。
彼も妖精弓手等の影響で少しづつ変わり、彼自身その事を戸惑いながらも感じているようでした。

また今回の馬玲姫たち、ケンタウロスについては彼女の暮らす集落の様子が直接描かれた訳ではありませんが、モンゴルで暮らす遊牧民が思い浮かびました。
羊を引き連れ草原を移動しながらゲルで暮らす人々。

馬玲姫たちもそんな暮らしをしているのだろうな。
そんな事を読んでいて想像しました。

広告

まとめ

作中、馬人の少女達によるレースの様子も描かれました。
アレはやっぱり今、人気のアレへのオマージュなのかな。
あと、黒い剣士のくだり、触れられたのはほんの少しでしたが読んでいて泣きそうになりました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

※イメージはPixabayのErdenebayar Bayansanによる画像です。
広告

-漫画
-, , ,

関連記事

ローストポーク

アルテ 第五巻 あらすじ・感想

アルテ 5 ゼノンコミックス 著:大久保圭 出版社:徳間書店 貴族の娘アルテが画家であるレオの弟子として画家を目指す物語。 ヴェネツィアの名門貴族、ユーリ・ファリエルの依頼を受け、水の都ヴェネツィアを …

枝垂桜

葬送のフリーレン 第四巻 登場人物・あらすじ・感想

葬送のフリーレン 4 少年サンデーコミックス 原作:山田鐘人 作画:アベツカサ 出版社:小学館 回復魔法に非凡な才を持つ僧侶、ザイン。 酒好きだったかつての仲間、ハイターよりも生臭なそのザインを仲間に …

あんパン

東京黄昏買い食い部 第一巻 登場人物・あらすじ・感想

東京黄昏買い食い部 1 角川コミック・エース著:鈴木小波出版社:KADOKAWA 二葉葵(ふたば あおい)と有馬巴(ありま ともえ)。小柄で大食漢な葵と長身だが胃袋は普通の巴が、ワンコインで東京の食を …

鹿の群れ

クマ撃ちの女 第七巻 登場人物・あらすじ・感想

クマ撃ちの女 7 BUNCHコミックス 作:安島薮太 出版社:新潮社 鹿の巻き狩りで勢子をする事になったチアキ。 女猟師という事とカズキの本で知名度を得たチアキをやっかむ吉田たちを後目に、チアキは知識 …

雪の森

クマ撃ちの女 第八巻 登場人物・あらすじ・感想

クマ撃ちの女 8 BUNCHコミックス 作:安島薮太 出版社:新潮社 クマ撃ちに反対するチアキの姉、チカ。 そのチカと共に二人に山を教えた伯父のカツヤがチアキの下を訪れる。 カツヤは過去、熊に襲われた …

DMMコミックレンタル

広告
広告
田中
読んだ本の紹介等しています。
本を選ぶ際の一助になれば幸いです。