魔々ならぬ 3 電撃コミックスNEXT
作:ゆーき
出版社:KADOKAWA
勇者の力を使い魔力の影響で怪物化したモノ達を狩っていた小学生のリコ。
そのリコの力が駄女神アネアの目的でした。
街で巨大化したポッピー君(ビール会社のマスコットロボ、アレに似てる)と戦って弾き飛ばされたリコとアネアは出会ってしまい……。
登場人物
先輩
アネアの幼馴染で上司
黒髪ロングの姉御肌の女性。
階級は本部長。
あらすじ
目的だったリコを見つけたアネアは、神の圧を掛けながら彼女について聞き取りを始める。
リコはその圧に怯えながらも、女神アネアが纏う薄汚いオーラに女神のわけがないと拳を握った。
その握った拳が震えているのを見たクラスメイトのカナンは、リコの肩に手を置きマネージャーよろしくアネアとリコの間に割って入る。
リコは自分の助手だと話し、彼女に発言権は無いと豪語。
そんなカナンにアネアは圧を掛けるが、カナンには神の圧は通じず雇い主は私だとキッパリと跳ね除けられてしまう。
その会話の過程でカナンの背中に背負われていたタヌキに力を与えたのもアネアだという事が分かった。
一方のアネアは圧の通じないカナンに対処する為、ポッピー君に弾かれ飛ばされたリコ達と激突し気絶したヴィースを操り、実力行使に打って出るのだった。
感想
今回は女神アネアに操られたヴィースとリコの戦いとか、勇者と魔王の再会とか、アネアの上司の登場とかが描かれました。
ずっと読んでいてムカついてたアネアが、アイアンクロ―とか、コブラツイストとか、ロメロスペシャルとか、ボストンクラブとか決められていたのが凄く楽しかったです。
残念ながら作品はこの巻で完結ですが、ゆーきさんの絵も作品のテンポ、ギャグに至るまで好きしか無いので次作を期待して待ちたいと思います。
個人的には後藤係長(カバー裏に掲載された察しの悪いおじさんが異世界に転移するお話)を本格的に描いて欲しい……。
まとめ
もっと続いて欲しかった、三巻は短すぎるというのが正直な感想です。
最近、ホントに面白くても終わってしまう作品や短い作品が多いので残念でなりません。
景気がよくなればなぁ……。
こちらの作品はComicWaiikerにて一部、無料でお読みいただけます。
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