夢喰いバクと悪夢の子 3 ガンガンコミックスJOKER
著:日下幹之
出版社:スクエアエニックス
幼馴染であり街を牛耳る商会のトップであるナナキの下で働き始めたシグレ。
そのシグレと一緒にナナキの屋敷に移り住んだメアに、シグレに執着するナナキは激しい嫉妬を抱きます。
登場人物
ムム(中村夢々)
ナオキの屋敷のメイド
長い角とモコモコした髪の少女。
口は悪いが面倒見はいい。
一人称は僕。
シデン
ナナキの商会の取引先
せっかちな男。
カタツムリのモノノケ
顔に見える部分は多分擬態。
あらすじ
借金を背負った事でナナキの下で働く事になったシグレ。
家を焼かれた為、ナナキの屋敷に住む事になったシグレとメアだったが、シグレに執着するナナキは彼に特別扱いされるメアに激しく嫉妬する。
そんな中、シグレに当てた手紙を無駄だと言ってシグレ自身に破られたメアは、追い打ちでナナキに足を引っかけられ転ばさせる。
精神的なダメージと悪意による肉体的なダメージ、その二つが合わさった時、メアの肉体は一瞬で成長していた。
それを見たナナキはシグレがメアを早く食べる様、メアの精神を追い詰め成長させる事を思い付く。
ナナキはワザとメアに高価な壺を割らせ、シグレとメアを引き離すのだった。
感想
作品はこの巻で一応完結となっていますが、物語は終わってはいないようです。
出版社も商売ですから、余り売れない物は終わらせるしかないという事情も分からなくはないですが、一読者としては最後まで読みたいという気持ちが強いです。
作品的には禁忌を犯し一人ぼっちになったシグレの元に食料という形で来たメアが、だんだんと家族になっていくというストーリで、今回はドライで感情の起伏の少ないシグレが、メアに対する自身の気持ちに気付いた所までが描かれていました。
商業的に芳しくなったのかもですが、個人的には凄く続きが読みたい作品でした。
まとめ
商業作品としてはこの巻で完結ですが、作者の日下さんがkindleで続きを描くかもと仰っていたので、そちらを待ちたいと思います。
出来ればシグレとメアがどんな形でもいいので幸せになってほしいな。
この作品はpixivコミックにて一部無料でお読み頂けます。
作者の日下さんのアカウントはこちら。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。