友達として大好き 2 アフタヌーンKC
著:ゆうち巳くみ
出版社:講談社
恋人では無く友達として超真面目な生徒会長の結糸(ゆいと)と繋がりを持ったワンコ系ギャルの沙愛子(さなこ)。
その友達付き合いをする上で、結糸は彼女との間に規則を設けました。
その規則が徐々に増える中、結糸と長く一緒に過ごしたい沙愛子は生徒会の副会長に立候補して……。
登場人物
夏本れい(なつもと れい)
元生徒会副会長、二年生
ボブカットでつぶらな瞳の女子。
転校で副会長の座を退いた。
大森ほのか(おおもり ほのか)
生徒会書記、二年生
黒髪ショートの猫目女子。
自分の意見はキッチリ言う、少しキツイ性格のクール女子。
不破カズオミ(ふわ かずおみ)
生徒会会計、一年生
ツヤツヤの黒髪の男子。
なんかバイオレンス。
東まゆり(たかしき めぐむ)
生徒会庶務、二年生
ロングヘアーの優しい女の子。
気を使いすぎてネガティブな面もあり、自由奔放な沙愛子に触発され自分の気持ちに素直に動く事を始めた。
マコとチエ
美術部の一年生
インフルエンザで先輩が作業に参加出来ず、文化祭の入り口の制作を二人で担う事になった。
なんか可愛い。
あらすじ
副会長に立候補し当選してしまった沙愛子。
結糸は自由奔放な彼女が生徒会に馴染める様、新たな規則「行動する前に一分考える事」を追加した。
そして沙愛子と生徒会の面々の顔合わせが始まった。
席に座り自己紹介という流れになったが、沙愛子は結糸が言った規則を守り、一分間沈黙を貫いていた。
結糸は十秒にするべきだったと冷や汗をかきながら、沙愛子に声を掛けようとする。
だが結糸が言う前に静寂の中、気を利かせた元副会長の夏本が自己紹介を始めた。
順繰りに自己紹介は続き沙愛子も無事、自己紹介を終えた。
その後、夏本は生徒会の名を刻印した鉛筆をメンバーにプレゼントし、引っ越しの準備の為、その場を後にした。
夏本が去った生徒会室で結糸は、来月の文化祭について沙愛子に話題を振る。
沙愛子は条件反射の様に鉛筆祭がいいと思うと答え、結糸はそれを即座に却下した。
そんな二人のやり取りを聞いていたほのかは、夏本の気持ちの籠った鉛筆を粗雑に扱ったと沙愛子に詰め寄った。
感想
今回は沙愛子の副部長就任から始まり、運動会でのリレー、文化祭の準備と文化祭当日の様子が描かれました。
当初は下ネタが多かった沙愛子の発言も、結糸との規則によって減っていき、その事で彼女の良い部分、真っすぐで物怖じしない性格が強調されて来た様に思います。
そんな沙愛子の行動力に引っ張られ、彼女の周囲の人々も変わってきている様に読んでいて感じました。
色々問題のある沙愛子ですが、読んでいて不快感を感じないのは彼女の中に嘘が無いからだと思いました。
まとめ
二巻のラストではこれまたアクの強そうな美術部の部長が登場しました。
彼が一体何をするのか、次も楽しみです。
この作品はコミックDYSにて一部無料でお読みいただけます。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。