漫画完結作品

バトルグラウンドワーカーズ 第三巻 あらすじ・感想

投稿日:2020年4月2日 更新日:

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バトルグラウンドワーカーズ 3 ビッグコミック

著:竹良実
出版社:小学館

亞害体のエース、シャムシール。
それを誘き出す為の囮役に抜擢された平達第31小隊。
駒として扱われる事に抗い始めた平、岡部、西の三人は小隊でシャムシールを倒す為、シャムシールの分析とその為の訓練を開始しました。

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あらすじ

平がシャムシールに勝とうと人知れず藻掻いている事を知った岡部と西は、自らの過去を打ち明け自分達を犠牲にシャムシールを排除する作戦を立てた堂島に抗い始めた。

平が動画から分析した事を西がFPSに組み込みシミュレーターとして使う事を提案、岡部は格闘戦を得意とするシャムシールに同じく格闘戦で挑む為トレーニングを再開した。

能倉も三人に加わり、亞害体においてダメージが大きい部位をシミュレーターに加える事を提案する。
小隊の過半数はシャムシールに勝つ為動き始めたが、隊長の百沢と沼田は余り乗り気では無いようだった。

そんな中、ライズにより撮影されたシャムシールの動画を探していた西は、平の観察力に注目する。
平は量産機であるライズの搭乗者を機体の動きで判別した。

もしかしたら亞害体も見分けられるんじゃないですか?

そう言った西の言葉で平はシャムシールだけでなく、他の亞害体についても動画の確認を始めた。

同じに見える亞害体にも特徴がある。
それが分かれば行動パターンから群れの次の動きを予測する事が可能かもしれない。

そんな中、クラウドセンターに整備班のヘリが墜落したとの連絡が入った。

平達は東京から遠隔でライズを操っているが、戦いの場である蘇芳島にはライズの整備の為、生身の人間がいる。
彼らがライズを整備してくれているから平達は戦えるのだ。

第31小隊は彼らを救うべく、亞害体の勢力下に近いという墜落地点へ急行した。

感想

今回は対シャムシール戦を通じて纏まりを見せて来た31小隊の様子と、目標であるシャムシールとの戦いが描かれました。
戦闘において能力値が高いとは言えない平ですが、真面目で根気強い性格は分析力とその情報を元にした作戦立案能力を彼に与えた様です。

また、ブラック企業で働いていた経験から、現場の士気が上司の言動や行動でどう変わるか肌で感じているようでした。
今回の作戦、統括は堂島、小隊長は百沢ですが戦場を支配していたのは完全に平だった様に思います。

当初は体が大きいだけでとても頼りない印象の平でしたが、戦いの日々と仲間の存在、その中で何をやるべきか見つけた事で小隊内でも頼りとされる存在に変わりつつあるようです。

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まとめ

次巻では人類連合が戦っている敵、亞害体について秘密の一旦が描かれる様です。
次巻も楽しみです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この作品は、ビッグコミックBROSで第一話が無料でお読みいただけます。
作者の竹内実さんのTwitterはこちら。

※イメージはpixabayのinfosolutionsによる画像です。
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