灼熱のニライカナイ 3 ジャンプコミックス
作:田村隆平
出版社:集英社
姉ヶ崎マリンセンターの研修生、奥菜由香里(おきな ゆかり)は友人で同じく研修生の葉村樹良(はむら じゅら)の目の前で、金髪の青年神室洋介(かむろ ようすけ)に誘われ右足を残し深海の暗闇の中へと消えました。
登場人物
チカちゃん
チャコの嘘から生まれた大王イカの進化体
オカッパに青いスカートの巨大な少女。
英語で嘘を吐きながらカップを投げたりする。
大家さん
鮫島が住むアパートの大家
パンチパーマのおばちゃん。
強い。
中島秀夫(なかじま ひでお)
家が爆発した鮫島達が住む事になった豪邸の管理人
無精ひげの中年男性。
俊(しゅん)という息子と暮らしている。
シー・チェン
海洋機動捜査隊の隊員
髯でサングラスのおじさん。
後方での情報分析等、バックアップ要員。
松濠卍(まつごう はん)
海洋機動捜査隊の隊員
金髪ロン毛眼鏡イケメン。
相来拓海(あいくる たくみ)
海洋機動捜査隊の隊員
小柄な青年。
捜査隊では新入りらしく雑用を押し付けられている。
マルユッカ
海洋機動捜査隊の隊員
背の高いオカッパの女性。
櫂敏隆(かい としたか)
海洋機動捜査隊の隊員
左の目尻に傷のある寡黙な青年。
ムキムキ。
神宮司トメ(じんぐうじ とめ)
海洋機動捜査隊の隊長
ツインテールの少女。
強い。
一角清道(いっかく せいどう)
マリアナファミリー幹部
頭に無数の突起を持つ黒人ラッパー風の男。
武藤夢観(むとう ゆめみ)
州流我一家・若頭
黒髪ロングで顔の右側に傷跡のある黒スーツの男。
あらすじ
姉ヶ崎マリンセンターの職員、和田崎に海に突き落とされ、その後イルカに攫われた友人の奥菜由香里を追った研修生の葉村樹良。
その樹良をオルフェが保護したのだが、陸に戻った樹良を待っていたのは本庁から来たという二人の刑事による取り調べだった。
樹良は由香里は生きており、ライフセーバーの神室に連れていかれたと見たままを語った。
しかし、刑事の一人は神室等という男は島の住人は誰も知らないと返す。
更には、和田崎と由香里の関係に嫉妬した樹良が、由香里を手に掛けたのではないかと暗にほのめかす。
そんな状況の中、姉ヶ島署の巡査七瀬は聴取出来ない憤りを所長にぶつけていた。
しかし署長は本店が来たから仕方が無いと取り合わない。
そこへ通りがかった本庁の刑事の一人は、皮肉な笑みを浮かべつつ七瀬に樹良犯人説を語った。
思わず七瀬は聴取を終えた樹良に駆け寄る。
由香里を殺したと疑われていると、涙を流し座り込んだ樹良の肩を抱き、七瀬は「ちょっと待ちなさいっっ!!」と本庁の刑事を呼び止めた。
しかしそんな七瀬を同僚があいつ等公安だと止める。
胸糞悪いと吐き捨て、彼は、あいつ等はこの島で事件が起きるのを待っていたという。
そんな公安の二人を鮫島とオルフェは署の入り口で待ち受けた。
所轄は失せろ。そう言った公安の一人に鮫島は容疑者の一人である和田崎との話を望む。
公安の眼鏡でハゲのおっさんは当然認めず、さらに高圧的にこれは所轄の手に負えるようなゴミ案件じゃないと捲し立てた。
そんな喚き散らすおっさんを鮫島は抱え上げ、足が滑ったと思い切り床にパイルドライバー的な感じで叩きつけた。
感想
今回は鮫島を姉ヶ島署へ送り込んだ人物、海洋機動捜査隊の隊長、神宮司トメの他、隊員達が姉ヶ島へやって来ました。
一方で教団に深く関わっていると思われる神室も、魚人のギャングと共に何か企んでいる様でした。
作品のディティールが見え始め、物語もギャグをはさみつつもシリアスな展開になって来ました。
連れ去られた由香里、その由香里を追う樹良と鮫島。
海底遺跡に潜む教団の目的は? 謎はまだまだ多いですが何だか楽しいです。
まとめ
かつてチャコがいた海の教団の教主らしい神室。
昔は人だったというオルフェウスの過去等。
色々、気になるワードが今回は出て来ました。
次は終盤登場したギャングの幹部と鮫島達はぶつかるのでしょうか。
諸々楽しみです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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