怪獣8号 7 ジャンプコミックス
作:松本直也
出版社:集英社
怪獣である事がバレた日比野カフカ(ひびの かふか)。
防衛隊長官の四ノ宮功(しのみや いさお)と戦い、怪獣に乗っ取られた体を押さえ込んだ事で辛くも処分を免れ、戦力として第一部隊へと配属される。
その後、怪獣9号の出現を受け現場に向かったカフカだったが、彼は何故か怪獣に変身する事が出来ず……。
登場人物
東雲りん(しののめ りん)
防衛隊第一部隊小隊長
ショートカットで釣り目の女性
父、功を失い強くなりたいと望むキコルに、隊長の鳴海があてがった相手の一人。
第一部隊の小隊長は将来の隊長候補であるため、彼女の戦闘センスは非常に高い。
徳田マサヒデ(とくだ まさひで)
カフカの元同僚、怪獣の後始末をするモンスタースイーパー
モジャモジャ頭で髭のおじさん。
英雄の功が死亡し、日本からの避難を仲間が口にする中、防衛隊の、カフカの勝利を信じ仕事を続ける。
森ヒロト(もり ひろと)
カフカの元同僚、怪獣の後始末をするモンスタースイーパー
坊主頭の青年。
音楽好きの情報通。
三池イチタカ(みいけ いちたか)
カフカの元同僚、怪獣の後始末をするモンスタースイーパー
カチューシャ糸目で小太りな青年。
車が趣味。
五十嵐ジュラ(いがらし じゅら)
防衛隊第二部隊隊長
長髪で歯矯正の巨漢。
緒方ジュウゴ(おがた じゅうご)
防衛隊第四部隊隊長
黒髪髭のおじさん。
勤務中も一杯やっている。
怪獣の王と呼ばれた6号を使ったスーツ。そのスーツをカフカの後輩レノが使えるか見極めを行う。
トーコ
緒方の副官
お団子眼鏡の女性。
勤務中に酒を飲む緒方を窘める。
あらすじ
分裂しカフカ達をおびき出した9号の狙い。
それは2号の力を持つ防衛隊長官、四ノ宮功(しのみや いさお)の肉体だった。
その事に気づいた第一部隊隊長、鳴海弦(なるみ げん)とカフカは急いで現場に駆け付けるが、時すでに遅し、功の肉体は9号に取り込まれていた。
融合直後の拒絶反応を嫌い9号は撤退しようとするが、鳴海とカフカはそれを許さず攻撃を続けた。
しかし本調子でないにも関わらず、功と融合した9号は鳴海とカフカを翻弄。
ただ、肉体の拒絶反応もあり9号も無傷とはいかず、徐々に追いつめられる。
「あ、最初からこうすればよかった」
9号は動けないキコルと防衛隊職員を攻撃、鳴海とカフカが二人を守った隙を突き逃亡するのだった。
感想
今回は冒頭、功の肉体と融合した9号との戦闘から始まり、功の死、キコルの決意、反撃の始まり、第三部隊副隊長、保科と怪獣10号、10号が語った秘密と防衛隊の今後、レノと6号スーツなどが描かれました。
圧倒的な力を持ち、大怪獣を量産しようとしている9号。
それに対処するため若い才能の成長の他、防衛隊は諸刃の剣と知りながら、10号のナンバーズ化、怪獣の王と呼ばれた6号スーツの使用に踏み切りました。
保科が10号を使いこなせるのか、レノが6号スーツに勝てるのか。
また、肉体の一部が怪獣化したままのカフカの今後は。
次の展開が楽しみです。
まとめ
この巻では10号により、彼が9号によって作られた怪獣だという事が判明しました。
9号や10号もカフカのように怪獣に寄生された元人間なのか。
カフカを8号にしたあの小型怪獣と9号との関係は。
色々、気になります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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