腸よ鼻よ 3
著:島袋全優
出版社:KADOKAWA
美少女漫画家、島袋全優さんの闘病と漫画家としての日々を綴ったギャグエッセイ第三弾。
前回、漫画家としてデビューした全優ですが、仕事のハードさから入退院を繰り返す事になります。
登場人物他
ナカマ
専門学校の友人
マンガ専攻。
入院中の全優の作業をアラキと一緒にアシストする。
前髪パッツン眼鏡男子。
メリー
専門学校の友人
イラスト専攻のペルー人。
筋肉質おじさん大好き。
こいするWORKER
おっさん乙女ゲーム。
全優が卒業制作としてメリーと共に制作した。
攻略キャラはご主人様系刑事(53)、純情系漁師(45)、情熱系イタリア人(46)、病み系フランス人(47)などが登場する。
N原
ベテラン看護師
全優を担当しているS里が師匠と仰ぐ人物。
点滴のルート確保が超上手い。
ガラスの仮面に登場しそう。
あらすじ
漫画家としてデビューを果たした全優はその事で聖帝っぽくなったり、入院したり、入院中に作業をしようとしてグ○フィスみたくなったりしながら漫画家としての活動を続けて行く。
そうこうするうち、デビューを果たした全優は学校を早期卒業。
卒業式ではしゃぎ過ぎて即入院したりもしたが、彼女の作品は確実に人気を伸ばしているようだった。
感想
今回は学校を卒業し、本格的に漫画家として活動を始めた全優の姿が描かれました。
作品は多くの読者に受け入れられ、仕事は順調でしたが人気を得れば仕事が増え、その事は彼女の腸を直撃している様でした。
今回、印象に残ったのは全優が卒業制作で作ったおっさん乙女ゲーム(攻略キャラが全員おっさんという凄くニッチな層へ向けた恋愛シミュレーション)でした。
この系統のゲームは殆ど触った事が無いのですが、凄く面白そうでした。
また、医療的な側面では座薬の副作用や腸にやさしいレシピも収録されました。
お腹の薬に多幸感があるのはなんだか意外に感じました。(何となく消化器系だけに作用するイメージを持ってました)
あと筋肉オフ会の事も書かれていました。
……筋肉オフ会って何を話すんだろう。
まとめ
雑誌掲載、単行本化と作中、全優は漫画家として着実にステップアップしている様です。
またこの巻には登場キャラクターの人気投票の結果も収録されました。
結果は意外な人がランクインしていたり、予想通りだったりしました。
結構登場している友人のアラキが11票だったのが個人的には面白かったです。
(登場人物のキャラが濃すぎて常識的でツッコミ担当の彼は影が薄かったのかな?)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この作品はGANMA!(ガンマ)で、無料でお読みいただけます。
作者の島袋全優さんのTwitterはこちら。