漫画完結作品

バカレイドッグス Loser 5

投稿日:

すき焼き
バカレイドッグス Loser 5 ヤンマガKC

原作:矢樹純
漫画:青木優
医療監修:茨木保
出版社:講談社

裏路地の闇医者、犬童兄弟と彼らに買われた看護師、雪野鈴の活躍を描いた作品、その続編、完結巻。

今回は犬童兄弟と因縁深い北條との関係に決着が付きます。

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この巻の登場人物

新山栞(にいやま しおり)
大きな家で一人暮らす主婦
セミロングの髪の口元に黒子のある美女。
夫が単身赴任で海外にいる為、新築の家に独り暮らしている。
承認欲求を満たす為、世間一般で悪とされる行為を暴き、ネットで晒す事を趣味としている。

あらすじ

主婦の新山栞は夫の孝志(たかし)が海外に単身赴任しており、新築の家で愛犬のショコラと一人と一匹で暮らしていた。
その単身赴任中の夫には仕事を理由に構って貰えず、彼女は満たされない日々を送っていた。

そんな彼女が退屈な毎日を埋める為にしていた事は、ネットを使った私刑だった。
彼女はSNSに上げられた写真等から、社会的に問題のある行動を取った人物の住所を特定、彼らの罪をネットの掲示板で公開する事で賞賛を得て承認欲求を満たしていた。

栞はその事で得られる快感に溺れ、徐々に行動をエスカレートさせていった。
そんな時、次の彼女は犬童医院の事をネットの書き込みで知る。

普通の病院に行けない患者の弱みに付け込み、法外な治療費を取っているという犬童医院。
栞は新たな獲物を見つけた喜びで「い~けないんだ」と呟き、口元をほころばせた。

感想

舞台を横浜に移し母親を取り戻す為、再始動した犬童兄弟と彼らに買われた看護師鈴の物語もこの巻で完結です。

今回は、あらすじで書いた主婦、新山栞の話と物語のメインである北條との対決の様子が描かれました。

その中で印象に残ったのは、栞の価値観、悪い事をした者には罰を与えていいという物でした。

ネット上には同様の感覚を持った人々は沢山いる様に感じます。
芸能人のスキャンダルやミスをやり玉にあげ、追求し多くの人達に問題提起する人達。
勿論、彼らは正しい事をしていると思っているのでしょうが、大勢を巻き込み個人を攻撃する事には違和感を覚えます。

確かに間違った事を正す事は必要だと思います。
しかし正しければ他者を誹謗中傷していいという事にはならないと思います。
この国には法があり、この国で暮らす全ての人はその法によって守られ、そして裁かれるのが正しいあり方では無いでしょうか。

作中、栞は自分の快楽の為に掲示板を使い、人の人生を壊していました。
そんな彼女は辰次達におしおきされてしまいました。

人を攻撃するなら、自分も同じ目に遭う覚悟をすべきだ。

栞のエピソードを読んでいて、改めてそんな事を思いました。

まとめ

路地裏の闇医者の物語はこの巻で完結。
犬童兄弟の母親、百合子を攫った北條の秘密も暴かれ、とても気持ちのいい形で作品の幕は下ろされました。

ただ、この作品には一度終了し復活した経緯があります。
個人的にはまだまだ読みたいので、三度目の復活を期待したいと思います。

結局、鈴の父親は出て来なかったし……。

こちらの作品はコミックDAYSにて一部無料で閲覧できます。
原作者の矢樹純さんのTwitterはこちら
漫画担当の青木優さんのTwitterはこちら

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

※イメージは はくたそ の すしぱくさん による画像です。
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