怪獣8号 2 ジャンプコミックス
作:松本直也
出版社:集英社
幼い頃、幼馴染の亜白ミナと怪獣を倒す防衛隊員になろうと約束した日比野カフカ(32歳)。
その約束を果たす為、一度は諦めた夢を追い駆け始めたカフカでしたが、決意したその直後に怪獣に寄生され、彼自身が討伐対象である怪獣8号となってしまいます。
しかし、諦めきれないカフカはその事を隠し防衛隊の入隊試験を受け、多くの防衛隊志願者達と競う事になります。
その志願者の一人、筆頭候補である四ノ宮キコルの前に試験の真っ最中、人型の怪獣が現れ……。
登場人物
古橋伊春(ふるはし いはる)
新人防衛隊員
リーゼントに牙の青年。
カフカの正体をバレない様にする為、頑張るレノにライバル心を燃やす。
斑鳩小隊所属
神楽木葵(かぐらぎ あおい)
新人防衛隊員
金髪刈り上げ色黒の青年。
元自衛官。
同じく新人隊員の出雲ハルイチと張り合っている。
中ノ島小隊所属
出雲ハルイチ(いずも はるいち)
新人防衛隊員
ロン毛イケメン。
張り合う葵を何のかんのと言いつつサポートしている。
人型の怪獣
カフカ達のいた怪獣処理業者に人に化け潜伏している。
指先から何か飛ばせる(圧縮した空気?)
死んだ怪獣を復活させる事が出来る。
あらすじ
キコルに傷を負わせた人型で人語を介する小型の怪獣。
彼はキコルが倒した本獣を蘇らせ、彼女にけしかける。
胸を抉られ、両腕両足を人型の怪獣に撃ち抜かれたキコルは、なす術も無く、復活した本獣に弄ばれる。
彼女は絶望的な状況の中、自らの死を覚悟し完璧を求めた父に心の中で謝罪した。
そんな彼女に一人の男がよく頑張ったなと声を掛ける。
男の名は日比野カフカ(32)。
スーツのパワーも引き出せず、殆ど試験でも活躍できなかったその男は、その身を怪獣に変えキコルを本獣の閃光から防ぎ守った
怪獣だったの!? と問うキコルにカフカは両手を合わせ拝みながら「どうかこの事は内密に!!」と彼女ににじり寄る。
そんな事をしていたカフカ達の後ろで復活した本獣は第二撃を放つ。
その閃光を片手で弾いたカフカは、怪獣である事が他の隊員に発覚する事を恐れ、一撃で終わらせるとその身に力を溜めた。
同時に防衛隊の計測器に信じられない数値が叩き出される。
怪物の強さを表す数値、フォルティチュード。
数値は9.8、それは歴史に残る大怪獣を指し示す物だった。
その大怪獣並みの力を込めた拳をカフカは襲い掛かり突き出された本獣の拳に叩き込む。
カフカが撃ち込んだ一撃は、復活した本獣の腕の皮膚と筋肉を弾き飛ばし、骨を砕き、そしてその全身を弾けさせた。
感想
今回はキコルの救出、本獣の撃退から始まり、新人隊員となったキコル達と候補生として何とか滑り込んだカフカの日々、そして初出撃と再び現れた人型の怪獣の襲撃等が描かれました。
作品の構成としてはワンパンマンと同じく、ピンチになった仲間を主人公カフカが助けるという展開なのですが、テンポとセリフ回し、迫力のある絵等の他、魅力的なキャラクターに加え、コメディータッチなシーンも織り交ぜられ、今回も燃えて笑って最高に面白かったです。
また、カフカも怪獣に力に頼り切りでは無く、自分の経験を活かし防衛隊をサポートとしていたのがとても良い感じでした。
人型の怪獣の目的、候補生となったカフカは隊員になれるのか等、先が凄く楽しみです。
まとめ
今回はお風呂のシーンでのカフカのポッコリお腹が……なんだか可愛かったです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この作品は少年ジャンプ+で一部無料でお読みいただけます。
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