渡り鳥とカタツムリ 2 クランチコミックス
作:高津マコト
出版社:ワニブックス
仕事に嫌気がさし辞表を出したサラリーマンの望月雲平(もちづき うんぺい)。
彼はワンボックスカーで旅をしながら絵を描いている絵本作家の渚つぐみ(なぎさ つぐみ)と出会い、有休を使って彼女と共に本州を北に向かう旅をしました。
彼女との旅でリフレッシュした雲平は仕事に復帰、つぐみに会いたい気持ちを募らせつつ三ヶ月が過ぎた頃、彼女から再び旅のお誘いが掛かります。
登場人物
乙鳥ナツキ(つばくら なつき)
出張料理人
派手な髪色にピアスの姉御肌な女性。
バイクに乗り日本各地の食材を食べ歩いている。
首と肩にタトゥー有、その首のツバメのタトゥーはつぐみの創作意欲を刺激した。
酒好きだが酒乱の気あり。犬が苦手。
愛車はホンダのブロス。
あらすじ
つぐみに誘われた雲平は、仕事をこなし万全の準備を整え有給を取った。
待ち合わせ場所は山梨県小菅村の道の駅。
その道中、雲平は立ち寄ったうどん屋で金髪でハンサムなバイカーの女性と出会う。
その女性は雲平がうどん屋で忘れた財布をわざわざ届けてくれ、お礼にと彼のチーズケーキタルトを奪い颯爽と走り去った。
そんな事もありつつ、慣れない山道にヘトヘトになりながら、雲平は待ち合わせ場所の山中の道の駅へと到着する。
その道の駅でつぐみの車、アルビレオ号を見つけた雲平だったが、想いをよせるつぐみは派手な髪の男と楽しそうに話していた。
思わず駆け寄り雲平はその男の肩を掴む。
振り返ったのは男では無く、先程、財布を届けてくれたバイカー、乙鳥ナツキだった。
感想
今回は新たなキャラクターバイク乗りで料理人の乙鳥ナツキを加え、三人での山梨から長野までの旅の様子が描かれました。
昔バイクに乗っていた事もあり、バイク乗りは無条件で好きになる傾向がありますが、ナツキはその性格と容姿、そして料理人という職業と、もう何処をとっても好きしかないキャラクターでした。
物語としてはそのナツキに諭される形で、雲平は自分の本当にやりたい、夢中になれる仕事について考え始めたようです。
現状ではつぐみに憧れ、彼女をただ追い駆けているだけの雲平。
彼がやりたい事を見つけ出せるのか、今後も楽しみです。
まとめ
二巻はナツキ最高に尽きる巻でした。
彼女の様な姉御肌のサバサバした女性キャラは昔から大好きです。
今後もナツキは物語に色々絡んできそうなので先が楽しみです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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