葬送のフリーレン 7 少年サンデーコミックス
原作:山田鐘人
作画:アベツカサ
出版社:小学館
北へ向かう為、一級魔法使いの試験を受けたフリーレン達。
フリーレンの存在で二次試験の合格者は12名に昇った。
ただ、それは一級の実力に見合わない者も含まれる結果を生んだ。
その事で第三次試験は大魔法使いゼーリエによる面接となったが……。
登場人物
極毒竜
魔法を無効化する封魔鉱の鉱床に住み着く竜。
南の勇者
人類最強の勇者と呼ばれた男
口髭のナイスミドル。
魔王軍の幹部、七崩賢の内、三人を倒した。
魔王の腹心、全知のシュラハトと相打ちになり死亡。
全知のシュラハト
七崩賢の一人。
千年後の未来まで見通す魔法を操るとされた。
ダッハ伯爵
北側諸国の一つダッハ伯爵領の領主
金髪ロングの美青年。
フリーレンに魔族に奪われた家宝の宝剣の奪還を依頼する。
あらすじ
面接ではフリーレンは問答無用で不合格だった。
試験がゼーリエによる面接と聞いた時から、フリーレンは合格しないだろうと考えていた。
理由は自分は彼女が望む魔法使いにはなれていないから。
ゼーリエは直感で合否を決めるだろう。
そう予想していたフリーレンはフェルンの合格を確信していた。
そして、面接はフェルンの番となった。
彼女はゼーリエの弟子でフリーレンが魔力制御している事を唯一見抜いたレルネンでさえ見抜けなかったゼーリエの揺らぎを見て取った。
そんなフェルンの才能に思わず笑みを浮かべたゼーリエは、次の瞬間には弟子になれと言い放ち、フェルンはそれに嫌ですと即答した。
感想
今回は三次試験、ゼーリエの面接から始まり、北への旅立ちと魔法使い達との別れ、北側諸国を巡る旅の道中が描かれました。
今回はその中でも全体を通して描かれたヒンメルと南の勇者の思い出が印象に残りました。
ヒンメルは旅の途中、様々な人助けを行っていました。
その事は人々の記憶に残り、彼が亡くなって三十年近くが過ぎた今でも人々に影響を与え、変化をもたらしていました。
また、南の勇者も人の心にその姿を刻んでいる様でした。
ヒンメルの行為や南の勇者の戦い、それが生き延びた人々の心に残り影響を与え彼らの行動規範になっている。
読んでいてそんな事を感じました。
まとめ
今回は北側諸国を巡る旅の様子が描かれた、のんびりとしたお話が多く収録されました。
次巻では北部へ進み、魔族も登場する模様。
どんな冒険になるのか、読むのが楽しみです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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