漫画

青の島とねこ一匹 第四巻 登場人物・あらすじ・感想

投稿日:2021年2月23日 更新日:

波打ち際
青の島とねこ一匹 4 ヤングチャンピオン烈コミックス

著:小林俊彦
出版社:秋田書店

季節は巡り夏、青(あお)は高校三年生。
彼女は幼い頃から想いを寄せる草太(そうた)と高校生として最後の夏休みを過ごします。

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登場人物

宮地葵(みやじ あおい)
草太の同僚、女性教師宮地の娘
兎耳のリボンがチャームポイントの小さな女の子。
幼いながらも草太に懐き、青にライバル心を燃やす。

衣笠祥雄(きぬがさ さちお)
カープに所属した鉄人
青は彼の大ファン。

ミケの家族
青の家の飼い猫、ミケの奥さんとその子供達
白い雌猫と二匹の白い子猫、三毛の子猫
みんな可愛い。

あらすじ

夏休みが始まり、草太は青と雛(ひな)と共に海水浴へとやって来た。
命札(泳ぐ前に係の人に渡す名前、住所、電話番号が記された木の札、海から上がった際、持ち帰る事で遭難者の発見を早める、使用するのは未成年のみ)と呼ばれる島特有の決りに感心しながら、穏やかな瀬戸内海を楽しむ。

そんな海水浴を楽しんでいた草太に、命札の番をしていた老人が声を掛ける。
老人は草太に命札の番を変わって欲しいらしい。
快くそれを引き受けた草太に、海から上がった青が話しかけ、雛もそれに加わった。

話は高校卒業後の進路の話へと流れる。
雛は東京の大学に進学を希望していた。彼女は青にも進路をどうするのか尋ねる。

青の答えは「まだ決めとらん」だった。
青の母は彼女に自分が暮らす東京に来て欲しいようだったが、青自身はどうしたら良いのか思案中のようだ。

そんな彼女は草太に進路の事を尋ねる。
青ちゃんがよく考えて決めればいい。そう言った彼に青は頬を膨らませ不満げによく考えると答えた。

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感想

今回は冒頭の海水浴の話から始まり、青、雛、隼人の幼馴染三人の小学生時代、シングルマザーである宮地の娘、葵との出会い、カープ連敗とキャッチボール、ミケの家族、台風の夜、帰って来た両親、キャンプファイヤー等、夏の暮らしの様子が描かれました。

その中でも今回は台風の夜のエピソードが印象に残りました。
作中、青が言う様に嵐は恐ろしい物だと分かっていても、なんだか気持ちが昂ります。

昔、どこかで読んだ話では動物の本能として危険を察知し、素早く対応する為、脳内で何か出るかららしいのですが、まぁそんな事は置いておいてもあの気持ちは嫌いではありません。

今回、停電し無数の蝋燭を灯して二人、雨戸を閉めた縁側に座っているシーンは幻想的でとても綺麗でした。

まとめ

今回、一人の女性が島を訪れた場面で〆られました。
草太と関係があるらしい女性の登場、青や草太が彼女とどんな事になるのか。
早く続きが読みたいです。

この作品はマンガクロスにて一部無料でお読みいただけます。
作者の小林俊彦さんのアカウントはこちら

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

※イメージはPixabayのzoosnowによる画像です。
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