正反対な君と僕 1 ジャンプコミックス
作:阿賀沢紅茶
出版社:集英社
陽キャなギャルの鈴木みゆは隣の席の男子、谷くんが気になり時折、無茶ぶりをかましてしまう。
そんなみゆの無茶ぶりに谷くんは至極冷静に受け答えをするが……。
登場人物
鈴木みゆ(すずき みゆ)
お団子ロングのギャルな女子高生
いつも冷静で自分の意見をはっきり言い、人によって態度を変えず無駄に合わせることもない。
そんな自分にはないものを持っている谷に憧れを抱いている。
谷悠介(たに ゆうすけ)
黒髪眼鏡の男子高校生
いつも沈着冷静で慎重なようにみえるが、意外と大胆。
山田(やまだ)
みゆ達のクラスメイトの男子
明るく軽い空気は読めないが裏表のない男。
佐藤(さとう)
みゆの友人
黒髪ショートの女の子。
クールな印象。
渡辺(わたなべ)
みゆの友人
ロングヘアーの女の子。
谷と付き合う事になったゆまの様子を見て楽しんでいる。
東(あずま)
ゆまの友人
ゆるふわロングの気だるげな雰囲気の女子。
駄メンズウォーカーらしく、恋愛にいい思い出がないようだ。
平(たいら)
みゆ達のクラスメイト
茶髪の男子。
高校デビューらしく、ネガティブでその事に自分で傷ついている。
東とは同中。
鈴木兄
みゆの兄
バイク乗りでみゆいわく、最悪な奴らしい。
でも遅刻しそうな時はバイクで送ってもらったりと、兄妹ならではの関係のようだ。
あらすじ
隣の席の谷の事が気になるギャルな女子高生、鈴木みゆ。
彼女は他人に合わせてしまうところがあり、他者におもねることなく自分の道を行く谷の姿に憧れを抱いていた。
そんなある日の下校時、みゆは下駄箱で偶然谷と出会う。
聞けば帰り道の方向も同じ。
誰もいない放課後の玄関。
彼女は勇気を振り絞り、途中まで一緒に帰ろ?と赤面しながら口にした。
その後の帰り道、沈黙に耐えられずみゆはずっと一人おしゃべりを続けていた。
キンバの巨大バーガーの話をしながら、この話おもしろいか?と冷静になるみゆに、谷は美味しかった?と問いかける。
「うん!かなり!めちゃくちゃ!! 谷くんも食べに行く~~? なんつって」
「いいよ」
社交辞令? 空気読んだ?
いや、谷くん、そういう人じゃない。
ドキドキと高鳴る胸にめげそうになりながら、上手い返しを考えているうち、握り締めたみゆの右手が谷の手に触れた。
ビクッと反応し振り上げた手を、みゆは気まずそうに視線をそらしながら下げた。
そうして降ろされたみゆの右手に谷はそっと手を伸ばし握った。
感想
元気一杯でピュアなギャル、鈴木みゆと沈着冷静で草食系な印象ながら、意外と大胆な谷悠介。
付き合い始めた二人のにぎやかで微妙にすれ違っているような、そうでもないような日々を描いた作品。
主役の二人以外の登場人物、佐藤に渡辺、山田や平、東もなんだか個性的で読んでいて楽しかったです。
個人的には自分に自信が持てずネガティブな平と、過去に面倒な恋愛をしてきた様子の東がお気に入りです。
まとめ
いつも元気なみゆと、彼女をふいにドキドキさせる谷くんが見ていて楽しい作品でした。
次巻は夏休みの二人が描かれる模様。
どんなことが起きるのか、読むのが楽しみです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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