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違国日記 第七巻 あらすじ・感想

投稿日:2021年2月15日 更新日:

コーヒー
違国日記 7 フィールコミックス

著:ヤマシタトモコ
出版社:祥伝社

叔母であり小説家である槙生(まきお)との生活は、朝(あさ)にとって分からない言葉のオンパレードでした。
そんな彼女の呟きを書き止め意味を調べていた朝は、槙生がドラマを見て言った空虚という言葉から父親を連想します。

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あらすじ

道を示し朝を導いていた母親の実里(みのり)とは真逆に、父のはじめはおよそ自己を主張する事の無い人だった。
ずっと本を読み、何か聞いてもしたい様にすればいいとしか父は言わなかった。

その事で父親の事が分からなくなった朝は、父とも親交があった友人のえみりの父母にはじめについて尋ねる。
だがえみりの父母もはじめについては良くわからず、結局、朝には真面目、もの静かなどの当たり障りのない言葉しか言えなかった。

あの人って誰?だったのかなって。

そう返した朝にえみりの母は衝撃を受けた。
ずっと自分が思っていた疑問。
主張の強かった実里が何故はじめの様な人を選んだのか、彼女には疑問だった。

何故、こんなに社会とかかわろうとしない人と?
朝の言葉はそれを端的に言い表しているように思えたからだ。

結局、朝の知りたい事は知れないまま、時間は流れていく。
そうしている間に医学部の不正入試に憤ったクラスメイトが登校拒否になったりなどありながら、朝は自分で選び成長していく。

感想

朝の父親、はじめはえみりの母曰く、閉じている人という感じの人でした。
なんでしょうか、他人にまるで興味が無く(それは自分の子供であっても)ただ静かに無言のまま時が過ぎるのを待っている。

そんな印象を読んでいて受けました。
勿論、作中の表現として朝の記憶やえみりの父母が思い出したはじめなので、彼には彼の思いはあったのでしょうが、描かれた部分を読んだ限りはそんな感じに思いました。

また、今回は作中で槙生が語った、人の心を動かすという事についてが印象に残りました。

「誰のために何をしたって、人の心も行動も決して動かせるものではないと思っておくといい」

他者の行動を決めるのはその人自身であり、どんなに頑張っても人の意思は操れません。
結局出来るのは自分自身の行動を決める事だけ。

その行動で結果として他者が気持ちを変えたとしても、そうしたのは別の人生を生きるその人の決定です。

コントロール出来るのが自分だけなら、自分の出来る事を精一杯やろう。

槙生の言葉を読んでいてそんな事を思いました。

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まとめ

人が人に与える影響はカリスマ性のある指導者や、人気のある有名人を除けば本当に僅かな様に思います。
それでも生きていれば、人は交差し少なからず影響を受け合い変わっていく。

この巻を読んで改めてそう思いました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

こちらの作品はpixivコミックにて一部無料でお読みいただけます。
作者のヤマシタトコモさんのTwitterはこちら。

※イメージはPixabayのrolfvandewalによる画像です。
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