漫画完結作品

少年の痕 3

投稿日:

花火
少年の痕 3 マッグガーデンコミックス Beat’sシリーズ

作:一七八ハチ
出版社:マッグガーデン

人に怯える風助(ふうすけ)は学校に馴染めず、涼香(すずか)は彼を学校に通わせる事を止め別の道をゆっくり見つける事にしました。

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登場人物

高良元希(たから げんき)
涼香の姉、涼子の家のお隣さんの子供
日に良く焼けた名前の通り元気な少年。
ヒーロー番組、血鬼仮面(けっきかめん:日曜朝九時放送)のファン。
極度の人見知りである風助にもガンガン近づく。

東風太郎(あずま ふうたろう)
風助の母、瑠璃と付き合っていた男性
眼鏡を掛けた優しく気弱そうな男。
パティシエの修行の為、海外へ行っていた。
風助の父。

あらすじ

学校に風助を通わせる事は止めた涼香だったが、その日は仕事で帰り遅くなりそうだった。
その間、風助を一人、家に置いておく事に不安を覚えた涼香は姉の涼子に風助を預ける事にした。

その涼子の家にお隣さんの子供、元希が訪ねてくる。
彼は川で遊びたいらしく、母親から涼子も一緒なら行ってもいいと言われているらしい。

涼子が風助の面倒をみないとと返すと、元希はやおら風助の右腕を掴みかなり強引に一緒に川へ行こうと誘った。
そんな元希に風助は怯えを見せる。

涼子は強引な元希を風助から引き離すと、明日でよくない?と彼に提案した。
しかし元希はどうしても今日、今すぐに行きたい様だった。
涼子は風助を自発的に動かす為、風助はすずがいないと何処にも行けないからなーと彼の自尊心を刺激した。

まんまと涼子の策にハマった風助は、不満を抱きつつも麦わら帽子を被り瑠璃のカエルを抱え夏の日差しの下、涼子たちと川へ向かうのだった。

感想

作品はこの巻で完結です。
物語冒頭、真冬だった作中の季節も夏、そして秋へと移り変わって行きました。

今回、元希という同い年の少年の登場で、母親である瑠璃の死後、ずっと涼香に依存していた風助がその依存から抜け出し、友人という新しい人間関係を手に入れました。

また風助の父親と思われる男性も現れ、二人の別れを思わせる場面も描かれました。

作品を読み終え考えたのは、涼香と風助の関係についてでした。

彼らは血の繋がりは無く、そういう意味で親子ではありません。
ただ家族である事はたしかだと思います。
二人の共通点は瑠璃という女性を愛していた事。

何となくですが、二人は親子というよりは姉弟という感じなのかなと、最後の書き下ろしを読んでいて思いました。

まとめ

結局、風助が血を飲む理由と、その為の牙が何故生えているのかは不明でした。
まぁ、分からなくても徐々に涼香に懐くツンデレの風助も、そんな風助を可愛く思っている涼香の様子も見ていて楽しかったのでいいですよね。

二人のその後が気になる、とても心地良い作品でした。

この作品はMAGCOMIにて一部無料でお読みいただけます。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

※イメージはPixabayのFree-Photosによる画像です。
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