はぐちさん 7 フィールコミックス
著:くらっぺ
出版社:祥伝社
日々の生活にお疲れ気味な女性「八千代」と無理すれば、なんにでもなれる不思議な生き物「はぐち」の生活の記録。
この巻では年末から始まり、世相を反映した自粛の様子も描かれました。
登場人物
八千代
はぐちと暮らしているの女性
今回は凄くよく食べてたイメージ。
はぐち
突然、八千代の所に現れた不思議な生き物
体の形を変えられる
無理をすれば何にでもなれる
思い出を奇跡に変えられる
新しい友達ができました。
桜
八千代のセンパイ
姉後肌の女性
ちっちゃい
気遣いの人
好きなお酒は日本酒、肴は干物に揚げ出し豆腐。
ヒロセ
八千代の同僚
お酒とパチスロが大好き
物怖じしない性格
好きなお酒はハイボール、肴は乾き物。
芙蓉
八千代の隣に住む大学生
割と天然
好きなお酒はワイン、肴はカプレーゼとアヒージョ。
じゅみょう
芙蓉と一緒に暮らしている謎の生き物
人見知り、不器用、引きこもり
なんでも壊せる
お婆ちゃんに貰った炒ったかぼちゃの種を気に入った模様。
シオヤ&ショウスケ
近所の小学生男子、はぐちの遊び相手
夏の神社で二人ははぐちと共に不思議な経験をする。
アマミカナタ
はぐち達が神社で出会った少年。
缶蹴りをとても気に入った模様。
長編 あらすじ
冒険
いつものラーメン屋、八千代は同じメニューを頼んでしまう事に悩んでいた。
何か違う物をと八千代は考えるのだが……。
餅つき
腰を痛めたおじいちゃんの代わりに、彼の家を訪れた八千代達は代わりに餅をつく事になり……。
おうちでキャンプ
自粛によって遠出が出来なくなったゴールデンウィーク。
八千代はキャンプ道具を購入し、部屋の中でレジャー気分を味わおうとするのだが……。
自宅飲み会
六月、相変わらず人と会う事を避ける日々が続いている中、ヒロセの呼び掛けで各自自宅でスマホで話しながらの飲み会が開催される。
画面に映るその料理はそれぞれの好みが分かる物だった。
夜のさんぽ
とある夏の休日、昼間寝てしまった八千代ははぐちを誘い夜の散歩に出かける。
濃い夜の匂いを感じながら、誘惑(牛丼)に負けたりしながら二人は夜の街を歩く。
夏の神社で出会った少年
天神様を祀る境内、その日、はぐちは小学生のシオヤとショウスケの三人で缶蹴りを楽しんでいた。
その神社のお社の前に、髪の長い少年が仲間に入りたそうにこちらを見ている。
はぐちとシオヤ、ショウスケの三人はその少年を仲間に入れて四人で缶蹴りをして遊ぶ事にした。
三人は毎日のようにそのアマミカナタと名乗った少年と遊んでいた。
だが、境内から出た瞬間、三人は彼の事を忘れてしまっている様だった。
感想
今回はコロナ前の日常を描いた物と、コロナ後の日常を描いた物が入り乱れ収録されていました。
コロナが広がり自粛ムードが高まった事、リモートワーク等、直接人と会う機会が減った事等で八千代もストレスを感じている様でした。
人付き合いには勿論、会う人によって楽しい辛いはあるでしょうが、やはり気を使い自粛を続け会いたい人に会えない事は寂しさが募る様に思います。
早くコロナが集束し、この作品でも以前の様に八千代とはぐちの旅行シーンが見られる事を願ってやみません。
また、今回は夜の散歩と神社の少年のお話が印象に残りました。
夜の散歩は昔の事を思い出す作品でした。
幼い頃、お祭りからの帰り道、空を見上げた時の事を何となく思い出してしまいました。
神社の少年のお話も小学校の夏休みを思い出しました。
友達と汗ダグになって走り回っていた事、あの頃は一日がとても長く感じていた様に思います。
セミの声と入道雲、日差しの強さ、空の青さにも何だかワクワクしていたそんな日々を思い出しました。
まとめ
登場人物紹介の所でも書きましたが、今回八千代は凄くよく食べていた印象を受けました。
外出を控えた影響か、食事が描かれる事が多かったからかもしれません。
彼女の体重がヤバい事になる前に、出歩けるようになればと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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