リオンクール戦記 コミカライズ版 2 バンブー・コミックス
原作:小倉ひろあき
漫画:Nagy
キャラクター原案:toi8
出版社:竹書房
小説リオンクール戦記のコミカラズ版、第二巻
伯爵家の次男、バリアン・ド・リオンクールと生きる事になった日本人の田中正(たなか ただし)。
教育係の執事、アルベールにこの世界、そしてこの時代の貴族の作法を叩き込まれながら彼は野蛮な世界を理解していきます。
登場人物
オノレ・ヤニック
バリアンの守役、ジローの父親
右の口から頬にかけて引き裂かれた傷跡を持つ、リオンクール家に仕える歴戦の猛者。
教育係のアルベールとは犬猿の仲。
ジゼル
バリアンの父、ルドルフの愛人
黒髪美人。
ユーグ
ジゼルの息子
リオンクール家の分家、ブラールの姓を引き継ぐ。
バリアンの兄、ロベールは庶子である彼を嫌っていたようだ。
カティア
ジゼルの娘、ユーグの妹
黒髪の素直な少女。
前世の家族を想うバリアン(正)は彼女に本当の兄の様に接している。
エンゾ
兄ロベールの学友
金髪もみあげのハンサム。
ロベールの騎士叙任式の催しであるレスリングで、バリアンと戦う。
スミナ・コーカス
領民ヨルゴ・コーカスの娘
叙任式で活躍したバリアンに魅かれ、彼に近づく。
ルドルフ・ド・リオンクール
バリアンの父親
リオンクールの鷹と呼ばれる武人。
正とのファーストコンタクトで彼の頭に木刀を叩き込む。
ロドリグ・ド・リオンクール
バリアンの叔父
精悍な顔つきで痩せ型の男。
父ルドルフと兄ロベールが反乱を起こしたペルジェ伯爵と戦いへと出兵し、その戦勝報告の為、王都へと向かったため、軍を率い領地へとルドルフの代理として一足先に戻ってきた。
アンドレ・コーカス
スミナの兄
糸目アフロの飄々とした男。
バリアンと共にアルベールの教育を受ける。
ウスタシュ・ド・バシュラール
バシュラール子爵領領主
額から右頬にかけて刀傷のある髯のおじさん。
略奪を繰り返すリオンクールに意趣返しする為、ルドルフ達の留守を狙い宣戦布告する。
あらすじ
アルベールからの教育、それは敵を支配するという事をバリアンに徹底的に叩き込むという物だった。
彼はバリアン達に捕虜を殺させ、敵対するバシュラール子爵領から攫って来た娘達を犯させた。
バリアンに入り込んだ日本人の田中正は、そんな野蛮な貴族の作法を学びながら戦い方を会得していく。
バリアンの若い体に引っ張られ、彼を慕うスミナに乱暴(未遂)して親公認の恋人同士となったりしている間に時は過ぎ、バリアン14歳の春。
父と兄の不在を狙い隣領、バシュラール子爵領の領主ウスタシュ・ド・バシュラールがリオンクール領に宣戦布告して来た。
バリアン・ド・リオンクールの初陣はそうして幕を開けた。
感想
幼少期は終わり、バリアンの戦いの始まりが今回描かれしました。
作中には陣笠等、日本の足軽が使った装備などもバリアン(田中)の提案で盛り込まれている様です。
現代の知識チートを作品が何処まで盛り込むのか小説版を読んでいないので不明ですが、今後もそういった要素があるのか楽しみです。
一応、バリアンも不衛生な生活環境を改善しようと、石鹸を作ろうとした様ですが、それには失敗した模様です。
確かに、私も転生物を多く読んだので灰汁と油で作る事は何となく知っていますが、正確な作り方はほぼ覚えていません。
石鹸は現地の学者に期待かなぁと二巻を読んでいて思いました。
まとめ
いよいよ戦争が始まり、バリアンの活躍が見れました。
ルドルフの留守を狙ったウスタシュとバリアンがどう戦うのか、次巻も楽しみです。
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