漫画完結作品

カラーレス 第四巻 あらすじ・感想

投稿日:2021年1月25日 更新日:

赤 結晶
カラーレス 4 ボーダーコミックス

作:KENT
出版社:リイド社

兄と慕っていたニンム達を教団の計画で失ったフセム。
彼は教団を憎みながらも、ニンム達が死ぬ事になった件に深く関係しているアヴィディアと智慧に復讐の矛先を定めました。

住民達を巻き込んだ混乱の中、アヴィディアはフセムと戦い、彼は教団の思惑通り色素を体に取り込んだ事で倒れ、最後は教団の手によって首を断たれる事になりました。

色素を取り込んだニンム、ジカイム、フセム。回収された三人の首。
教団が画策する色彩神の復活も間近に迫っているようです。

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あらすじ

フセムが起こした住民達にも被害を出した一連の事件。
フセムの死により被害の拡大は止められたものの、街は後遺症で苦しむ人々で溢れていた。

その事件によって仲間の一人、コヴェデスも智慧を守る為に負傷。
命に別状はなかったものの入院する運びとなった。
ただ、その事で刑事であるダイシとウスイの二人から、アヴィディアは協力の申し出を受ける事が出来た。

見舞いからの帰途、まだ若く正義感に燃えるウスイは腐敗した警察上層部に不信感を抱き、ダイシに警察を抜ける事を打診する。
しかしダイシは警察の腐敗を認めながらも、抜ければ消されるだけだとウスイを諭す。

彼らはアヴィディアへの協力の為、警察に残り出来る事を探す道を選んだ。

後日、傷の癒えたコヴェデスは退院。
アヴィディアの知己である色力学者ザシュウの研究所へと戻って来た。
コヴェデスが戻り、アヴィディア達は今後について話合う。

教団が送り出した刺客、ニンム、ジカイム、フセム。
ほぼ自滅の形で三人は倒れた。
つまりアヴィディアは三人の誰にも勝つ事は出来なかったのだ。

今後、教団と戦うに当たって現状のままでは厳しい。
アヴィディアは教団の兵器が、外骨格と銃火器の組み合わせである事を指摘し動作を阻害する戦法を提案する。
だがコヴェデスはそれに渋面を見せた。

そんな小手先の技では、強大な教団の持つ戦力に太刀打ち出来ないだろうからだ。

そんな時、ザシュウが一つの案を提案する。
アヴィディアの身にも危険が伴うその案。
それは彼が纏う色力を動力源にした外骨格を拡張し、規定以上の力を注ぐという危険な物だった。

感想

今回はアヴィディアの外骨格強化のエピソードから始まり、街の有力者であり富豪でもあるセンゼンという老人が求めた延命のエピソードを主体に物語は展開しました。

巨大な色の結晶、それに封じられた力の解放。
アヴィディアの仲間を巻き込んで顕現した力。

物語は冒頭のシーンへと繋がり、クライマックスへ向かっているようです。

アヴィディアの持つ秘密、智慧の存在の意味。
色彩神とは何なのか。救世主なのか破壊神なのか。

謎はまだまだ多いですが、先が楽しみです。

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まとめ

相変わらず教団は目的の為に人間を犠牲にする事を厭わず、その行為を見ていると苛立ちを禁じ得ません。

早くアヴィディアに教団を潰してもらいたいです。

こちらの作品はpixivコミックでも一部無料で閲覧できます。
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お読みいただき、ありがとうございました。

※イメージはPixabayのArek Sochaによる画像です。
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