漫画

転がる姉弟(きょうだい) 1

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マグカップ
転がる姉弟(きょうだい) 1 ヒーローズコミックス ふらっと

著:森つぶみ
出版社:小学館クリエイティブ

父の再婚により小学生の弟が出来る事になった女子高生の宇佐美みなと。
可愛い男の子と聞いていたのですが、やって来た子はみなとの想像とは違っていて……。

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登場人物

宇佐美みなと(うさみ みなと)
高校一年生女子、16才
ショートカットの元気な女の子。
亡くなった母親は大好きだが、新たな家族も前向きに受け入れる。
笑い顔は母親とそっくり。
好きな物は最後に取っておくタイプ。

作場光志郎(さくば こうしろう)→宇佐美光志郎(うさみ こうしろう)
新しくみなとの弟となった小学二年生、8才
ツンツン頭で出っ歯で離れ目な元気な男の子。
みなとの想像とは違ったが反応が一々可愛い。
好きな物は最初に食べるタイプ。

宇佐美友彦(うさみ ともひこ)
みなとの父
眼鏡を掛けた痩せ型の男性。
おおらかで優しい感じ。

作場ミツコ(さくば みつこ)→宇佐美ミツコ(うさみ みつこ)
友彦の再婚相手
少し垂れ目の優しそうな女性。

みなとの母(故人)
髪の長いよく笑う女性
遺影は大爆笑している写真、みなと曰く、それが一番彼女らしいから。
ピーマンが苦手。
想像だがカッコいい女性だったんだろうな。

ユリ
みなとの友人
髪の長い明るい女の子。
光志郎の事を気に行った模様。

久瀬(くぜ)
光志郎のクラスメイト
サラサラヘアーの気障な少年。
クラスの男子の中心的存在。
母親の彼氏(再婚相手、子持ち)の事でナイーブになっている。

水町(みずまち)
光志郎のクラスメイト
左ほっぺに黒子のある快活な少年。
彼と久瀬が光志郎のクラスではブームを作っているようだ。
現在のブームはスライム。

斎藤維一(さいとう いいち)
光志郎のクラスメイト
転校した学校で光志郎が一番最初に友達になった少年。
前髪で目を隠した無口な少年。
喋らない為、ついたあだ名はロボ。
そのロボというあだ名は気に入っている。
吃音がある事が彼が余り喋らない理由のようだ。

田中ショウタ(たなか しょうた)
みなとの幼馴染
サッカー部に所属する体の大きな男子。
幼稚園の頃、みなとと仲が良かったようだが、その後は高校でクラスが一緒になるまで接点は無かったようだ。
逞しく成長した彼の事がみなとは気になっている模様。

あらすじ

父、友彦の再婚で新たな弟が出来る事になった女子高生のみなと。
明日はその再婚相手のミツコさんとその息子である光志郎と、初めてお寿司を食べに行く予定だ。

新たに出来る弟の事が気になったみなとは、光志郎の事を友彦に尋ねる。
友彦の答えはとても可愛い男の子、元気でいい子、目元がミツコさんに似ているというものだった。

再婚相手のミツコさんは垂れ目で優しい感じの女性だ。
彼女に似ているなら優し気な美少年ではないか。
もしくは少しヤンチャで生意気な美少年。
どっちもいいとみなとのテンションは上がるのだった。

一方、再婚相手のミツコのアパートでも彼女の息子の光志郎が、新しく出来る姉の存在にそわそわと部屋をうろついていた。
彼もみなと同様、新しい姉について母のミツコに尋ねる。

ミツコの答えはかわいくてしっかりしてて、すごくいい子というものだった。
それを聞いた光志郎は、髪の長い優し気な美少女を想像しながら眠りにつくのだった。

そして翌日、初めて顔を合わせた二人。
みなとの感想はすごいアホそうな子だな、であった。
一方の光志郎も想像していた美少女では無かったみなとに、あからさまなため息を吐いていた。

どうやらお互い理想の姉、弟を想像し、それと違った事でガッカリしてしまった様だ。
みなとがお互い様だが妙にくやしいと歯噛みしていると、注文していた寿司が運ばれてきた。

食事を始めた一同だが、光志郎はネタを剥がしシャリを確認している。
何をしているのか尋ねると、彼は毒が入っているかもと口にした。
毒? とギョッとしたみなとをよそに、ミツコが光志郎のはサビ抜きだから大丈夫と彼に言う。

なんだワサビかとみなとは笑い、友彦も笑みを浮かべ光志郎に好きなネタを尋ねた。
彼はイクラが好きだと軍艦巻きを手に取り、それを口に放り込んだ。
真っ先に好きな物食べるタイプなんだ、そう言ったみなとに光志郎は当たり前だろと返した。

みなとは好物は最後に取っておくタイプだ。
友彦もそれに同意しミツコも私もと賛同した。
それを聞いた光志郎は「俺にはこの先もう楽しみがねぇ」と涙を流す。

そんな光志郎に、少し慌てた様子で友彦とみなとは自分の皿のイクラを差し出した。
光志郎はいいのか? と表情を明るくし、ありがてぇと今度はうれし涙を目に浮かべた。
そしてお返しにとみなとにウニを差し出す。

ウニが好きなみなとはありがとう! わたし、ウニが一番すきなんだと満面の笑みで答えるが、光志郎は

「おれは好きじゃねぇ、うんこみてぇだから」

そう言ってみなとの皿にウニを置いた。

みなとは、はたしてこの先、光志郎と上手くやっていけるだろうかと強い不安を覚えた。

感想

元気な女子高生と元気な小学二年生、両親の再婚で姉弟になった二人の日常を描いた作品です。
光志郎の何気なく発する言葉がなんというか、斜め上を行く物で時に笑い、時に感心し、時に感動させてくれます。

みなともわんぱくな光志郎に振り回されながらも、何だかんだでしっかりお姉ちゃんをやっています。

作中、彼女の亡くなった母親は写真とみなとの思い出にほんの少し登場するだけですが、みなとを見ているときっと良く笑う、カッコいいお母さんだったのだろうなぁと思いました。

まとめ

みなとも光志郎も、どちらも可愛くて読んでいると自然に笑顔になります。
ずっと読んでいたい、長く続いて欲しい作品です。

こちらは公式サイトコミプレにて一部無料で閲覧いただけます。

作者の森つぶみさんのツイッターはこちら

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

※イメージはPixabayのcromaconceptovisualによる画像です。
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